「一寸の光陰軽んずべからず」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
一寸の光陰軽んずべからず
【読み方】
いっすんのこういんかろんずべからず
【意味】
わずかな時間でもむだに過ごしてはいけない。
一瞬一瞬が大事なんやな。これは、時間を大切にすることの大切さを教えてくれるな。
【語源・由来】
朱熹の詩「偶成(ぐうせい)」から。
「少年老い易く学成り難し(わかい時期は短いのに学問は完成しがたい)、一寸の光陰軽んずべからず」
【類義語】
・時は金なり
・光陰矢の如し
・光陰流水の如し
・光陰人を待たず
【英語】
If you lose your time you cannot get money.(時をむだにすれば、金を得られない)
「一寸の光陰軽んずべからず」の解説
「一寸の光陰軽んずべからず」っていうことわざはね、ちっぽけな時間でさえ、無駄に過ごすんじゃないよ、大切に使うべきだよ、っていう意味なんだ。
例えば、テレビを見るのが好きだとしても、一日中そればかりやってると、他にもっと大切なことができなくなってしまうよね。その一分一秒を大切にすることで、色んなことを学んだり、新しい体験をしたりできるんだ。
このことわざは、「時間はとても貴重なものだから、大切に使ってね」と教えてくれているんだよ。一寸(約3.03mm)というのは非常に小さい単位だけど、それが時間になると結構な量になるんだ。だから、一寸の光陰、つまり少しの時間でも無駄にしないようにしようってことなんだね。
「一寸の光陰軽んずべからず」の使い方
「一寸の光陰軽んずべからず」の例文
- 祖父に、若いうちにしっかり勉強しなさい、一寸の光陰軽んずべからずべですよ。と、教えられた。
- 大学へ進学を考えているのなら、遊んでばかりいないで勉強をしなさい。一寸の光陰軽んずべからずだよと母に言われている。
- 一寸の光陰軽んずべからずというように、研究に励もうと思っている。
- 受験が終わったけれど、一寸の光陰軽んずべからずといって、のんびりしているわけにはいかない。
- 兄は遊びに忙しいようだ。僕は一寸の光陰軽んずべからずだと思い勉強をしよう。
まとめ
楽しいことをしている時には、時間が経つのが早いと感じるのではないでしょうか。
しかしなにをしていても時の流れは変わらずに、止まることもありません。
人生という限られた時間を、大切に使いたいものですね。