「鼬の道切り」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鼬の道切り
【読み方】
いたちのみちきり
【意味】
交際・音信が絶えること。
でも、それは一時的な感情やな。人間はイタチやないから、時間が解決してくれることもあるんやで。
【語源・由来】
イタチは通路を遮断されると、その道を二度と使わないという俗信から。
【類義語】
鼬の道切りは物忘れの促進
「鼬の道切り」の解説
「鼬の道切り」っていうことわざは、人とのやり取りや交流が全然なくなる、つまり音信不通になることを表しているんだよ。
なぜこのことわざが使われるかというと、鼬(いたち)っていう動物は、自分が通っている道がふさがれると、その道を二度と使わない、という話があるんだ。それがこのことわざの由来なんだよ。
例えばね、親友だった人との間に大きな喧嘩が起こって、その後全然会わなくなったり、話さなくなったりしたら、それは「鼬の道切り」って言えるんだよ。つまり、以前は頻繁に連絡を取り合っていた人との交流が完全に絶えてしまうことを指しているんだね。
「鼬の道切り」の使い方
「鼬の道切り」の例文
- まったくうちの息子達はなんにも連絡がない、鼬の道切りじゃないけど、何もなければいいけどね。
- あんなに積極的に売り込みにきていた会社なのに、鼬の道切りか。倒産でもしたのかな。
- 鼬の道切りみたいに突然連絡が取れなくなりました。本当にこの外国の会社は存在したのでしょうか。
- 連絡がないのは無事の知らせともいいますが、鼬の道切りでは不安になりますので、せめて月に一度くらいは連絡をお願いします。
まとめ
イタチはかわいい顔をしているわりには、なんでも食べてしまうどう猛な動物です。どちらかというと嫌われ者ですね。東北以南の地域では民家の屋根裏に住み着いて繁殖することもあり、専門の業者に駆除をお願いすることもあります。アニメで有名になった「ラスカル」といえばアライグマです。これもかわいいということでペットにした方もおられたようですが、小さいころは別として大きくなるとイタチ同様なことから飼われた方はご苦労されたようです。イタチに戻れば、迷惑者ではあるものの、日本では法律で保護されていて、雌の捕獲は基本的に禁止されています。鼬の道切りの俗言は別として仲良く共存できればと思います。
つまり、これは交流や連絡が突然絶えてしまう様子を表しているんだ。