【ことわざ】
一頭地を抜く
【読み方】
いっとうちをぬく
【意味】
人より頭ひとつ分抜きんでていることのたとえ。
また、多くの人々よりも優れているということ。
「一頭地」とは、頭ひとつ分の高さのこと。
「地」は「地面」の意味ではない。
「地」は「地面」の意味ではない。
【語源・由来】
「宋史・蘇軾伝(そしょくでん)」
北栄の文士欧陽脩(おうようしゅう)が、詩人梅尭臣(ばいしょうしん)に対して、蘇軾の文章をとても褒めたたえて、
「吾当(まさ)に此の人一頭地を出(いだ)すを避くべし(私は他よりもひときわ優れているこの人物を敬わなくてはならない)」
といったという故事に基づく。
【英語訳】
It exoels.
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「一頭地を抜く」の使い方

ともこちゃんのことを、みんなとても褒めていたよ。

あら、ありがとう。

先生が、一頭地を抜く存在だって話していたよ。

まあ、とてもうれしいわ。
「一頭地を抜く」の例文
- 今回のコンクールの応募作品の中でも、この絵は一頭地を抜いている作品だと審査員が口を揃えて言う。
- 彼女の料理の腕は、他の料理人と比べても一頭地を抜く存在だ。
- 彼の存在は、この劇団だけではなくすべての役者の中でも、一頭地を抜いている。
- 彼女をモデルにスカウトして正解だった。なぜなら一頭地を抜く存在感であっという間に人気になった。
- 特技はないといっていたが、彼の計算の速さは一頭地を抜く。速いだけではなく、正確だから素晴らしい。
「一頭地」を「一等地」と書くのは誤りなので注意が必要。
まとめ
人よりも優れていることがあるということは、とても素晴らしいことではないでしょうか。
一頭地を抜くためには、人よりも多く努力することもあるのではないでしょうか。
自分にはできないとあきらめてしまわずに、得意なことや興味があることなど、一生懸命取り組み努力することで一頭地を抜く存在になりたいものですね。