「一簞の食一瓢の飲」の意味(出典)
【ことわざ】
一簞の食一瓢の飲
「箪食瓢飲」ともいう。
【読み方】いったんのしいっぴょうのいん
【意味】
とても貧しい食事のこと。また、清貧に甘んずること。
重態の病人や心配事のある人を励ます場合に用いられる。
「簞」は、わりご。竹製の食器。「瓢」は、ひさご。酒や水を入れる器。
そうか、つまり、「食事も飲み物も最低限しかないけど、それで満足して生きていく」ってことやな。
贅沢せずに、シンプルで質素な生活をする人のことを指してるんやな。これは、物質的な豊かさじゃなくて心の豊かさが大切やと教えてくれる言葉やな。
【出典】
「論語」から。孔子が弟子の顔淵は竹の器一杯の食事、ひさご一杯の汁しか食べられないほど貧しかったが、道を追求することを楽しんでいたと語った言葉。
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「一簞の食一瓢の飲」の解説
カンタン!解説
「一簞の食一瓢の飲」っていうことわざはね、ごく少ない飲み物や食べ物で満足し、質素な生活を送ることを表すんだよ。
たとえばね、すごく小さなおにぎり一つと、水筒一つ分のお茶だけで、お腹を満たすことができる、というような生活をイメージするんだ。それが「一簞の食一瓢の飲」っていう生活のスタイルなんだよ。
このことわざは、物質的な豊かさを追求するのではなく、少ないもので満足し、心の豊かさを大切にするっていう教えを伝えているんだね。これは、古代中国の儒家の思想に基づいていて、「論語」っていう書物に出てくる言葉なんだよ。
「一簞の食一瓢の飲」の使い方
健太くん痩せたんじゃない?
物価高騰に光熱費の高騰で一簞の食一瓢の飲という日が続いているんだ。
成長期なのに大変。
身長が伸びなかったら政府のせいだ。
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「一簞の食一瓢の飲」の例文
- 体をこわし思うように働けず、一簞の食一瓢の飲となる。
- リストラにあい、再就職先がなかなか見つからず一簞の食一瓢の飲の生活だ。
- 一簞の食一瓢の飲の暮らしをしている子供たちを救いたい。
- 奮起して、一簞の食一瓢の飲に甘んじる生活から脱却する。
- 一簞の食一瓢の飲の暮らしぶりだったが、金鉱を掘り当て一躍お金持ちになった。
少ない飲食物で生活することという意味があるんだ。