「溢美の言」の意味(出典)
【ことわざ】
溢美の言
【読み方】
いつびのげん
【意味】
ほめ過ぎな言葉。
「溢」は、度を超すこと。
「溢美の言」っていうのは、誰かをほめちぎるような言葉のことを指してるんやな。
たとえば、「あの人は完璧だ」「あなたは最高の人間だ」みたいな、誇張してほめることを言うんや。でも、過度にほめると、本当にそう思って言ってるのか疑われたりするから、ほどほどにするのが大事なんやで。
【出典】
「荘子」
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「溢美の言」の解説
カンタン!解説
「溢美の言」っていう表現はね、人や物事をほめすぎてしまうことを指すんだよ。
たとえば、友達が絵を描いたときに、「これはまるで有名な画家が描いたみたい!」「世界で一番美しい絵だね!」って、大げさに褒めちぎることを「溢美の言」っていうんだよ。
「溢美」は、褒めることが溢れるほど、つまり、褒めすぎることを意味していて、「言」は言葉のことだから、「溢美の言」は「ほめすぎの言葉」という意味になるんだよ。
でもね、人を褒めることは大事だけど、大げさにほめすぎると、相手も本当にそう思って言っているのか疑ってしまうこともあるから、適度に褒めることが大切だよね。
「溢美の言」の使い方
さっき、友人からジャニーズに入れそうな顔だねって言われたんだ。
溢美の言ね。真に受けちゃだめよ。
無理かな?
健太くんの顔は中の上ってところでしょう。ジャニーズは無理よ。
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「溢美の言」の例文
- お世辞でも溢美の言でもなく、本当に君の才能は素晴らしい。
- 溢美の言で育った子供は、自己肯定感が過剰で自分勝手になる。
- 健太くんを天才と評するとは溢美の言だ。彼よりすぐれた人は山ほどいる。
- 彼は好きな人に対しては溢美の言が多いが、嫌いな人には溢悪の言が多い。
- ほめられるのは嬉しいが、それは溢美の言だと思う。自分の実力は自分が一番わかっている。
肯定的な感情を表すけど、度が過ぎると誠実さを疑われることもあるから注意が必要だね。