「火牛の計」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
火牛の計
【読み方】
かぎゅうのけい
「計」は、「はかりごと」とも読む。
【意味】牛の角に刀剣を付け、尾に結び付けた葦に火をつけ敵陣に突入させ、そのあとから兵を進軍させる戦術。
えー、火をつけた牛を使うなんて、なかなか手ごわい手口やなぁ。これはつまり、相手を驚かせたり、混乱させたい時に考えられた戦術なんやな。
敵を驚かせることで、ちょっとでも有利に戦えるようになるってわけや。どんなことも、びっくりするようなアイディアが大切ってことを教えてくれてるんやろな。
【出典】
「史記」
【故事】
中国戦国時代、斉の田単が敵の包囲を打ち破るために尾に結び付けた葦に火をつけた千頭余りの牛を城壁の穴から放ち勝ったという故事から。
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「火牛の計」の解説
カンタン!解説
「火牛の計」っていうのは、実はとっても昔の戦争の中で使われた特別な戦術なんだよ。
この戦術では、敵を倒すために、牛の角に火をつけて敵の方向へ走らせるんだ。火がついた牛が走り回ることで、敵の兵士たちはパニックになって、どうしていいかわからなくなることが多かったんだよ。
想像してみて、いきなり火をつけた牛が走ってくるなんて、怖いでしょ?それで敵の兵士たちは混乱して、自分たちの陣地がめちゃくちゃになっちゃうことがあったんだ。
この「火牛の計」っていう言葉は、ちょっと変わったやり方で敵を倒す、または問題を解決する方法を指していることもあるよ。
たとえば、難しい問題があって、みんなが同じように解決しようとしてうまくいかない時に、誰かが全く新しいアイディアで問題を解決したら、「火牛の計を使ったね!」なんて言うことがあるんだ。
要するに、「火牛の計」は、ちょっと変わったやり方で、うまく問題を解決する方法を表しているんだよ。
「火牛の計」の使い方
ここ倶利伽羅峠は火牛の計で源氏が平家に勝ったと言われている場所だね。
でも創作じゃないかともいわれているわね。
どっちなんだろうね。今となっては分からない。
谷底から牛の骨が出てきたら実話かもしれないわね。
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「火牛の計」の例文
- 火牛の計は古代ローマ軍も用いた戦法で、意外とその歴史は古い。
- インドでは牛は神聖な生き物だから、火牛の計を行えば火に油を注ぎ戦いは激化するだろう。
- 火牛の計で戦うと、争いの勝敗がつく前に動物愛護団体に叩き潰される。
- うまく敵に向かって走ってくれれば火牛の計はいい作戦だが、恐怖に狂った牛が自分たちの方に向かってくる可能性は否めない。
- 火牛の計で敵は追い込めるが、山火事になって自陣が煙に巻かれる恐れがある。
敵を混乱させるために、火をつけた牛を敵陣に突入させる策略だ。意外で驚くべき戦術で、相手を驚かせる方法に使われることもあるんだ。