「鉄鎚の川流れ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鉄鎚の川流れ
【読み方】
かなづちのかわながれ
【意味】
下積みで頭の上がらないことのたとえ。また、出世の見込みがないことのたとえ。
「鉄鎚の川流れ」ということわざは、出世や成功の見込みがないこと、つまりどれだけ努力しても頭角を現すことができない状況を表しているんだよ。
ああ、要するに、どんなに頑張っても上手くいかないってことやな。例えば、鉄の槌が川に流れても、それが元の場所に戻ることはないんやてな。
どれだけ努力しても、なかなかうまくいかないことがある、というのを教えてくれる言葉なんやな。
鉄鎚は頭の部分が重く、川の中では頭が下になる意から。
【類義語】
・金槌の川流れで浮かぶ瀬がない
・金槌の川流れで頭が上がらぬ
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「鉄鎚の川流れ」の解説
カンタン!解説
「鉄鎚の川流れ」っていう言葉は、ちょっと変わった例えが使われているんだよ。小学生にもわかるように説明するね。
このことわざは、金槌(大きな鉄のハンマー)を水に入れた時、柄(持ち手の部分)は浮くけど、頭部(重い鉄の部分)は沈むことから来ているんだ。この様子から、頭が上がらない、つまり出世ができない、やりたいことがうまくいかないという意味になるんだよ。
例えば、学校で何かがうまくいかなくて、どうしても成績が上がらない時なんかに使うことができるよ。あるいは、仕事で頑張っているけど、なかなか昇進しないお父さんやお母さんの様子にも使えるかもしれないね。
このことわざは、どうしても上手くいかない時の気持ちを表しているから、そういう時には頑張りを忘れずに、新しい方法を考えるといいかもしれないね。
「鉄鎚の川流れ」の使い方
健太くんのお兄さんは優秀だから出世しそうね。
兄さんは優秀なだけで性格に難ありだから鉄鎚の川流れだろうね。
もったいないわね。
あんな性悪が上司だと部下がかわいそうだよ。
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「鉄鎚の川流れ」の例文
- このままこの会社にいても鉄鎚の川流れだから転職しようかな。
- とうとう後輩に追い抜かれ、僕は鉄鎚の川流れだ。
- 銀行では一度でもミスをすると鉄鎚の川流れだという。
- 社長に嫌われてしまい鉄鎚の川流れだ。
- Fランク大学卒では鉄鎚の川流れかもしれないが、僕は諦めない。