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【冠履は同じく蔵めず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

冠履は同じく蔵めず

「冠履は同じく蔵めず」の意味(語源由来・出典)

意味【ことわざ】
冠履は同じく蔵めず

【読み方】
かんりはおなじくおさめず

【意味】
賢人と愚者は区別して扱わなければならないということ。

ことわざ博士
「冠履は同じく蔵めず」という言葉は、人々の能力や特性によって適切に扱うべきであり、すぐれた人とそうでない人とは異なる扱いをするべきだという意味があるんだよ。
助手ねこ
あー、それは「みんなが同じじゃないから、それぞれの特性に合わせて扱うべきやね」ってことか。

靴と帽子を同じ箱に入れんように、人も一緒くたにしないで、それぞれの良さや特長を大切にするべきやな。うんうん、人それぞれ違うから、その違いを大切にしてあげるのがええんやね。

【語源・由来】
冠とくつは同じところに入れないという意から。

【出典】
説苑ぜいえん

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「冠履は同じく蔵めず」の解説

カンタン!解説
解説

「冠履は同じく蔵めず」っていう言葉は、簡単に言うと、物や人それぞれに合った扱い方があるってことを伝えているんだよ。

考えてみて、普段、帽子や冠をどこに置く? それと、靴はどこに置く? ふだん、帽子と靴を同じ場所に置かないよね。それと同じで、人や物ごとも、それぞれの特性や価値に合わせて、ちゃんと区別して扱う必要があるっていうことなんだ。

つまり、この言葉は、「すごくいいものと、そうじゃないものを同じように扱っちゃダメだよ」と教えてくれるんだね。ちゃんとそれぞれの価値をわかって、区別して接することが大切ってことだよ。

「冠履は同じく蔵めず」の使い方

健太
箱の中に腐ったリンゴが一個あると、全部のリンゴが腐るって言うよね。
ともこ
だから、冠履は同じく蔵めずっていうわよね。
健太
聖人が愚かな人間になるから?でも逆もあるかもしれないよね。
ともこ
愚かな人が聖人に感化されて聖人になる可能性は否めないわね。
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「冠履は同じく蔵めず」の例文

例文
  1. 冠履は同じく蔵めずというから、総合職と一般職に分け賢い人はキャリア組に、愚かな人はノンキャリア組とする。
  2. 賢人と愚者を一緒くたにしてはいけない。冠履は同じく蔵めずだ。
  3. あんな賢い人を僕たちと同じにするのは失礼だろう。冠履は同じく蔵めずというよ。
  4. 賢人と愚者を区別しないと公立の学校のように横並びの教育しかほどこすことができない。冠履は同じく蔵めずは教育界にこそ大事だ。
  5. 冠履は同じく蔵めずというように、日本では大卒、高卒、中卒で給料に差が出る。

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