「冠履を貴んで頭足を忘る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
冠履を貴んで頭足を忘る
【読み方】
かんりをたっとんでとうそくをわする
【意味】
根本的なことを軽んじて、瑣末なことを重んじること。
「冠履を貴んで頭足を忘る」という言葉は、大切な本質を忘れて、細かい部分や表面的なことだけを重視するという意味があるんだよ。
ああ、それって「木を見て森を見ず」みたいなことやね。大事なところを忘れて、些細なことばっかり気にするってわけか。
例えば、お料理で言えば、お皿や飾りばかり気にして、味を忘れるようなもんやな。大事なことは見失っちゃあかんね。
【語源・由来】
冠や履ばかり大切にして、頭や足のことを忘れる意から。
【出典】
「淮南子」
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「冠履を貴んで頭足を忘る」の解説
カンタン!解説
「冠履を貴んで頭足を忘る」っていう言葉は、本当に大切なもののことを忘れて、ちょっとしたことばかり気にしてしまうっていう意味なんだよ。
考えてみてね、冠や靴は頭や足に合わせて使うものだよね。でも、この言葉は、冠や靴ばかり大切にしちゃって、それを使う本当の大切な部分、つまり頭や足のことを忘れてしまうことを言ってるんだ。
だから、この言葉は、「ちょっとしたことにばかり目を向けず、本当に大切なもののことをちゃんと考えるように」って教えてくれるんだよ。大切なことや本質を忘れずに、物事を考えることが大事だってことだね。
「冠履を貴んで頭足を忘る」の使い方
内申点って必要かな。
内申点をとるために、過去の定期テストから予想問題を作ることができる塾に通うらしいわ。
それって問題を丸覚えするだけじゃない。それでいいのか内申制度。
冠履を貴んで頭足を忘るように、勉強に集中させるための制度のはずが、勉強が楽しくなくなる制度になっているわよね。
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「冠履を貴んで頭足を忘る」の例文
- 生活を便利にするためにスマホを持ているはずなのに、スマホに縛られ生活が苦しくなるようでは冠履を貴んで頭足を忘るだ。
- 冠履を貴んで頭足を忘るとは本末転倒で嘆かわしい。
- ダイエットのためにランニングをしているのに、途中で肉まんを買うのは冠履を貴んで頭足を忘るだ。
- 教科書を大事にするあまり開きもしないなんて、冠履を貴んで頭足を忘るだ。何のための教科書なんだ。
- 根本的なことと些細なことを取り違え、冠履を貴んで頭足を忘るでは元も子もない。