「稼ぐに追いつく貧乏なし」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
稼ぐに追いつく貧乏なし
【読み方】
かせぐにおいつくびんぼうなし
【意味】
真面目にこつこつと仕事をし稼いでいれば、貧乏になることはないという意味。
めっちゃ努力して、ちゃんと稼ぎ続けたら、どんなに厳しい状況でも、何とかなるってわけやな。この言葉、みんなに元気を与えてくれるやろな。
【語源・由来】
真面目にこつこつと仕事をし稼いでいれば、貧乏神が追いかけてきても、追いつくことはないということから転じてきている。
【類義語】
・稼げば身立つ
・鍬をかたげた乞食は来ない
・辛抱に負い付く貧乏なし
・精出せば凍る間もなし水車。
【対義語】
・稼ぐに追い抜く貧乏神
【英語訳】
・Money does not grow on trees.
・Poverty is a stranger to industry.
「稼ぐに追いつく貧乏なし」の解説
「稼ぐに追いつく貧乏なし」っていう言葉は、ずっと一生懸命に働いて頑張れば、お金に困ることはないよ、っていう意味なんだよ。
例えばね、お友達がお菓子をたくさん欲しがっているけれど、お小遣いがないから買えない時、お父さんやお母さんは「一生懸命に働けば、欲しいものも買えるよ」と言うかもしれないね。
このことわざは、ただ怠けずにしっかり働けば、生活は困らないと教えてくれる言葉なんだ。もし将来、何か欲しいものがあったら、それを手に入れるために一生懸命に働いてみるのもいいかもしれないね!
つまり、この言葉は「頑張って働けば、お金に困ることはないよ」という、大人にも子供にも大切な教えをくれているんだよ。
「稼ぐに追いつく貧乏なし」の使い方
「稼ぐに追いつく貧乏なし」の例文
- 両親のおかげで今年も稼ぎに追いつく貧乏なしだった。
- 稼ぎに追いつく貧乏なしというように真面目に働いていれば安定した生活が送れるだろう。
- 稼ぎに追いつく貧乏なしというが、給料自体が安いため生活はぎりぎりである。
- お父さんは、稼ぎに追いつく貧乏なしとばかりに、毎日一生懸命働いている。私は「体にだけは、気を付けてね。」といつも言っている。
一口メモ
「はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢっと手を見る」
石川啄木の第一歌集『一握の砂』に収録された歌です。
石川啄木は天才といわれた人ですが、生活は苦しく、「稼ぐに追いつく貧乏なし」のようにはいかなかったようです。