「蚊をして山を負わしむ」の意味(出典)
【ことわざ】
蚊をして山を負わしむ
「蚊蚋山を負う」ともいう。
【読み方】かをしてやまをおわしむ
【意味】
力のない者に大きな任務をさせること。力不足でとても任に堪えないこと。
「蚊をして山を負わしむ」ということわざは、小さなものに大きな役目や負担を押し付けても、それが果たせないという意味だよ。
ああ、それはつまり、ちっちゃい蚊に大きな山を背負わせても、そんなんできるわけないやんってことやな。
人や物に、その能力を超えた役割や仕事を押し付けるのは、無理があるってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「荘子」
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「蚊をして山を負わしむ」の解説
カンタン!解説
「蚊をして山を負わしむ」っていう言葉はね、自分には無理なことを頼まれたときのたとえなんだよ。
ちょっと想像してみて。小さな蚊に大きな山を背負わせることができるかな?できないよね。それくらい無理なことを言うんだよ、このことわざは。
例えば、まだ勉強していないことを試験で出されたら、それは「蚊をして山を負わしむ」みたいなものだよね。それくらい難しい、っていうこと。
この言葉は、昔の中国の本『荘子』に出てくるんだ。要するに、自分の能力を超えたことを頼まれたり、期待されるのは、ちょっと無理ってことを伝えてくれる言葉なんだよね。
「蚊をして山を負わしむ」の使い方
健太くんにこの仕事を任せるとは酷なことをするわね。
蚊をして山を負わしむという言葉を知らないんだろうか。
先生は健太くんの力ならできると思ったのかもしれないわよ。見誤ったわね。
そうなのかな。先生の期待に応えるために、投げ出さずもうちょっと頑張ってみる。
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「蚊をして山を負わしむ」の例文
- 新入社員にこの任務を任せるとは、蚊をして山を負わしむだ。
- 蚊をして山を負わしむから、どんどん社員が辞めていく。能力に見合った仕事をさせるべきだ。
- 蚊をして山を負わしむのは組織としては危険だが、その者を鍛えるためには必要なことだ。
- 僕の能力では力不足で蚊をして山を負わしむだった。ともこちゃんからすれば役不足なのだろうが。
- 見習いの彼に務めさせるのは時期尚早で、蚊をして山を負わしむですよ。