「言葉は国の手形」の意味(類義語)
【ことわざ】
言葉は国の手形
【読み方】
ことばはくにのてがた
【意味】
言葉のなまりを聞けばその人の生まれ育った国(出身地)がわかるという意味。
「手形」は往来手形のことで、江戸時代の旅行者が携行しなければならなかった身分証明書のこと。
あ、それって、たとえば関西の人が関西弁を話すと、すぐに「あ、関西の人やな」とわかるってことやな。自分のしゃべり方やなまりって、自分がどこで育ったかのバッジみたいなもんやん。
どこ行っても、そのなまりで「あの人はここ出身やな」とすぐバレてしまうわけや。なるほど、ことばは生国の証明書やな!
【類義語】
・訛りは国の手形(なまりはくにのてがた)
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「言葉は国の手形」の解説
カンタン!解説
「言葉は国の手形、ことばのなまりは通行手形」っていうことわざはね、簡単に言うと、人の話し方やアクセントから、その人がどこ出身かがわかるよっていうことなんだよ。
たとえばね、日本の中でも関西と関東ではちょっと話し方や使う言葉が違うじゃん。だから、関西の人が関東で話していると、「あっ、この人関西出身かな?」ってすぐにわかったりするんだ。それと同じように、外国人が日本語を話すときにも、その人の国のアクセントが出ることがあるの。それを聞いたら、「この人、どこの国から来たんだろう?」って気づくことができるんだよ。
このことわざは、私たちの言葉や話し方が、自分の出身や背景を教えてくれるような「証明書」みたいなものだっていうことを伝えているんだよ。だから、どこに行っても、自分の言葉やアクセントで、出身地が知れちゃうっていうことだね。
「言葉は国の手形」の使い方
言葉は国の手形というけれども、新しく赴任してきた先生は沖縄から来た人だってすぐにわかったよね。
そうね。あいさつをした瞬間に分かったわ。
外国の言葉にも方言ってあるのかな?あったとしたら、ただでさえわからないのに、余計に聞き取ることができないや。
あるらしいわよ。そこは心と心で通じ合うしかないんじゃないかしら。
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「言葉は国の手形」の例文
- 言葉は国の手形というけれど、あの言葉遣いで、色白美人なんだから、彼女は秋田出身に違いない。
- 言葉は国の手形というけれど、方言を恥ずかしいと思う人が増えて、消えつつあるそうだ。
- 言葉は国の手形というけれども、あのなまりは関西の中でも京都の方の出身だろうね。
- 言葉は国の手形というけれども、彼女は、たまにだけど、関西弁がでるから出身地がわかるよ。
- 言葉は国の手形というけれども、東京で自分と同じ方言が聞こえてきたので話しかけてみた。
言葉やアクセントには、その人の背景やルーツが反映されているんだ。