「子を持って知る親の恩」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
子を持って知る親の恩
【読み方】
こをもってしるおやのおん
【意味】
子を持って、育てる苦労をしてみると、はじめて親から受けた恩が実感できて感謝するという意味。
それで、自分の親の努力や愛情が実感できるんやね。親子の絆は深いもんやね。
【語源・由来】
『明心宝鑑』より。「子を養いて方めて父母の恩を知り、身を立てて方めて人の辛苦を知る」とあるところから。
【類義語】
・親の心子知らず
・子を育てて知る親の恩
・子を持たねば親の恩を知らず
・子を持てば親心
・子を養いて方に父の慈を知る
・子を養いて方に父母の恩を知る
【英語訳】
One knows not what one owes to one’s parents till one comes to have children of one’s own.
He that has no child knows not what love is
Only after becoming a parent yourself do you realize how much you owe [how indebted you are] to your own parents.
It is not till we come to have children of our own that we know our debt to our parents.
「子を持って知る親の恩」の解説
「子を持って知る親の恩」っていうことわざは、自分がお父さんやお母さんになって、子供を育ててみて、初めて「あれ?お父さんやお母さんがこんなに大変だったのかな?」って気づく、っていう意味だよ。
考えてみてね。子供の頃、お母さんやお父さんが何でそんなに心配してるの?なんでそんなに忙しそうなの?って思ったことあるよね。でも、自分が親になって、子供のことを心配したり、ご飯を作ったり、お風呂に入れたりすると、昔の親の大変さや、その愛情がよくわかるようになるんだ。
このことわざは、親の大変さや愛情の深さを、自分が親になって初めて本当に理解できるってことを教えてくれるんだよ。だから、親に感謝して、いつもありがとうって気持ちを忘れないようにしようってことなんだね。
「子を持って知る親の恩」の使い方
「子を持って知る親の恩」の例文
- 子を持って知る親の恩というが、二人の父となり、父の慈愛、母の情がとてもよくわかるようになった。
- 子を持って知る親の恩というが、その前に気づくことができる人間でありたい。
- 仕事ばかりの父だったが、子を持って初めてその恩を知った。
- 細かく注意する母が苦手だったが、親になり、まさに子を持って知る親の恩とはこのことかと思う。
- 子を持って知る親の恩というが、私が親の愛に気づいたように、次はわが子へと愛情のリレーがつながって行くことを願う。