「下り坂に腰を押す」の意味(語源由来)
【ことわざ】
下り坂に腰を押す
【読み方】
くだりざかにこしをおす
【意味】
落ち目にある人に対して、さらに衰えさせるようなことをすること。
つまり、もう十分苦しんでいるのに、余計な一押しをしてさらに困難にする行動ってことやね。
【語源・由来】
落ち目の者の腰を突き押す意から。
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「下り坂に腰を押す」の解説
カンタン!解説
「下り坂に腰を押す」という言葉はね、もう元々調子が悪かったり、困っている人や物事を、さらに悪くしたり困らせるような行動をすることを表しているんだよ。
簡単に言うと、すでに下っている坂道を歩いている人を、後ろからわざと押してもっと速く下らせるような感じだね。元々困っているのに、さらに追い打ちをかけて困らせるような行動をすることを指すんだ。
例えば、学校でテストの点が悪かった友達に、わざと「また悪い点取ったの?」って言って嫌な気持ちにさせるようなことが「下り坂に腰を押す」って行動に当たるんだよ。大切なのは、人が困っている時や落ち込んでいる時には、そんな風に追い打ちをかけるのではなく、励ましたり、サポートすることだね。
「下り坂に腰を押す」の使い方
銀行が融資をやめるって言ってきたんですって。
今やめられたら下り坂に腰を押すようなものだよ。
完全にはしごを外されたわね。
この会社は終わりだー。
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「下り坂に腰を押す」の例文
- 落ち込んでいる健太くんに痛烈な一言を放ち、やる気を完全に失わせ下り坂に腰を押す。
- それは下り坂に腰を押すようなとどめを刺す行為だね。
- この大口の契約を打ち切ると、下り坂に腰を押すことになる。
- 下り坂に腰を押すとわかっていたが、背に腹は代えられなかった。
- その決断は下り坂に腰を押し、彼を破滅に追いやった。
元々の状況が悪いのに、その上さらに追い打ちをかけるという意味が込められているよ。