【ことわざ】
薬も過ぎれば毒となる
【読み方】
くすりもすぎればどくとなる
【意味】
病気に効く薬も限度を越して飲むと、かえって害をもたらしてしまう。「薬も過ぎれば毒になる」ともいう。
【類義語】
・過ぎたるは猶及ばざるがごとし(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
・分別過ぐれば愚に返る(ふんべつすぐればぐにかえる)
・礼も過ぎれば無礼になる(れいもすぎればぶれいになる)
【英語訳】
All overs are ill.
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「薬も過ぎれば毒となる」の使い方
歩き方がへんよ。足どうかしたの?
足の筋肉がいたくてね。次の試合に向けて練習が厳しいんだ。
薬も過ぎれば毒となるっていうじゃない、練習のしすぎよ。
わかってるけど、今の監督さん。痛さに打ち勝つ根性(こんじょう)なくして勝利なしっていうんだ。
「薬も過ぎれば毒となる」の例文
- リンゴダイエットがいいとか、バナナダイエットがいいとかいわれますが、薬も過ぎれば毒となるということもあります。栄養の偏(かたよ)りには注意が必要です。
- はじめの指導は良いとして、同じ様な指導を続けていると、新入社員といってもさすがに嫌気(いやけ)が指すでしょう。薬も過ぎれば毒となるといいますから、ほどほどにして下さい。
- スマホは便利ですけど、寝てもさめても歩いているときも見ているのはどうでしょうか。薬も過ぎれば毒となって目に見えない毒に犯されているのかもしれません。
- 酒は百薬の長です。薬も過ぎれば毒となります。分かっていてもつい飲んでしまいます。
まとめ
鎮痛剤を飲んだ経験から、痛みはすぐに消えて楽になりますが服用に関する注意事項を守らないと、効き目が落ちたり、服用量が多くなったりして副作用がでてきます。体験上からもこのことわざがいわんとしていることはよく理解できます。