「苦肉の策」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
苦肉の策
【読み方】
くにくのさく
【意味】
自分の体を苦しめてまでも、敵をはかり欺くこと。または苦し紛れの手段。
「苦肉の策」という言葉は、どうにか敵をだますため、または困難な状況を打破するために、自分や仲間を犠牲にするような策略や手段を意味しているんだ。
そうかいな。つまり、本当にピンチの時に、「これしかない!」って思って、自分や友達をちょっと困らせるようなこともやっちゃうことやな。
それだけ、本気で困ってるか、相手をだましたい時の手段やね。でも、そんなことしないといけなくなったら、それはもう本当に大変な状態やな。
【語源・由来】
敵を欺くために、わざと見方の者から自分の肉体に苦痛を受けて、敵陣に逃げ込み相手の軍情を探ろうとする計画。
従来は日本の造語とされていた。
【出典】
『三国志演義』
【類義語】
・苦肉の計
・反間の計
【英語訳】
・A plan to deceive the enemy by self-torture.
・A scheme to create dissessions in the rival camp.
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「苦肉の策」の解説
カンタン!解説
「苦肉の策」っていう言葉はね、自分や仲間をちょっと困らせることで、敵や相手をだます計画を立てることを言ってるんだよ。また、とても困った時に、どうにかして解決するために考え出した方法も指すよ。
例えばね、サッカーの試合で、わざと自分のチームが弱いふりをして、相手を油断させてから一気に得点するような策略があったら、それも「苦肉の策」になるんだ。つまり、ちょっと困った状況で、どうにかして上手くいくための特別な策を立てることをこの言葉で表してるんだよ。
「苦肉の策」の使い方
「健太くんは、もうとっくに友達と野球の練習に行っちゃったよ。」って、ともこちゃん出かけるときに、家のお母さんに言っておいてくれよ!
さっきぼくのこと探してるのが見えたんだ。
さっきぼくのこと探してるのが見えたんだ。
自分で言ってくれば良いでしょう?お母さんは健太くんがいなくて困ってるかもしれないじゃない。
何か頼まれたら、断れないだろう?ぼくが野球の練習に集中するために、ともこちゃん協力してよ。
苦肉の策なのね、気が進まないけど、健太くんのお母さんにはそう言っておくわ。
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「苦肉の策」の例文
- 苦肉の策だが、もう他に手段がないんだ。全員がフロントにあがって、シュートを狙うしかない。
- 彼女がこの手紙を書いたのは、苦肉の策だったと思います。去年会ったときには、この手紙に書いてあるようなことはやりたくないと、彼女自身が話していたのを、わたしは覚えています。
- 彼からぼくらの手伝いを申し出てくるなんて意外だな。自分たちのグループに足りないところを学ぶためだと言っていたが、苦肉の策だろう。
- 本意ではないが、一度このチームを解散しようと思う。
苦肉の策だが、わたしたち一人一人が志を持ち続けていれば、必ずまた一緒にやれるときがくるだろう。