「鞍掛け馬の稽古」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鞍掛け馬の稽古
【読み方】
くらかけうまのけいこ
【意味】
役に立たない無駄な修行のことをいう。
たとえば、木の馬に乗って乗馬の練習しても、本物の馬に乗る技術は習得できへんのと一緒や。無駄な努力をしないためにも、ちゃんと実際に役立つ練習をしないとあかんねんな。
【語源・由来】
木馬で乗馬の練習をする意から。
【類義語】
・畳の上の水練
・木馬の達人
・畑で水練を習う
・炬燵水練
「鞍掛け馬の稽古」の解説
「鞍掛け馬の稽古」という言葉は、実際に役立つわけではない無駄な努力や練習を指すたとえだよ。
簡単に説明すると、木馬(「鞍掛け馬」)に乗って、本物の馬に乗る練習をしようとしても、それは実際の乗馬とは全く異なるので、そんな練習は役に立たないんだよね。だって、木馬は動かないし、本物の馬の動きや感じを学べるわけじゃないもんね。
この言葉は、実際の目的や状況に合わせて適切な練習や準備をすることの大切さを教えてくれるんだ。ただ何かをやるだけではなく、それが本当に役立つのか、意味があるのかを考えながら行動することが大切だってことを伝えているよ。
「鞍掛け馬の稽古」の使い方
「鞍掛け馬の稽古」の例文
- そろばんは鞍掛け馬の稽古といわれがちだが、数と友達になるには最高のツールだ。
- 武道を嗜んだが、鞍掛け馬の稽古だった。道場横綱となり、実戦ではからきしだめだった。
- 受験のために模擬面接をしてもらったが鞍掛け馬の稽古だった。本番の空気感と練習の空気感は全く異なる。
- 鞍掛け馬の稽古になるからと子供の習いごとに否定的な人がいるが、一つのことに集中し目標に向かって頑張ることに意味がある。
- 英会話のレッスンを受けたが、優れた翻訳アプリができて鞍掛け馬の稽古となってしまった。