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「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる
【読み方】
くろいぬにかまれてあくのたれかすにおじる
【意味】
一度怖い目にあうと似ているものでも怖く思えるようになるということ。
「灰汁」は、灰を水に浸したときの上澄み。「怖じる」は、こわがる。
「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」ということわざは、一度悪い経験をすると、それと似たようなものすべてに対して恐れや警戒を感じるようになるという意味を持っているんだよ。
あ、それはつまり、一回痛い目にあうと、それに似てるものや事にもビビっちゃうってことやな。
例えば、犬に噛まれたら、似たような大きさの動物も怖くなるみたいな。心のトラウマが、似た状況に怖がる気持ちを作り出すんやな。
【語源・由来】
黒犬にかまれた人は、灰汁の滓まで黒い犬と思いこわがる意から。
【類義語】
・蛇に嚙まれて朽ち縄に怖じる
・羹に懲りて膾を吹く
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「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」の解説
カンタン!解説
「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」っていうのは、一度怖い経験をすると、それにちょっとでも似てることでも、すぐに怖く感じてしまうことを教えてくれる言葉だよ。
例えば、犬に一度かまれた後で、灰汁(この灰汁ってのは、料理とかで使う黒くて液体のものなんだよ)がこぼれるのを見て、それが犬みたいに見えて、びっくりするっていうのがこの言葉の由来なんだ。つまり、怖いことがあると、それに似たようなことでも簡単にビビってしまう、ってことを言ってるんだね。
「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」の使い方
健太くんは犬が怖いの?
小さいころに噛まれたんだよ。
まさに黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるね。
犬という単語を聞くだけで怖いんだ。重症だよね。
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「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」の例文
- 彼はそれがトラウマになっているようで、黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるように過剰におびえている。
- クマに襲われた経験から、黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるごとく黒く大きなものが怖い。
- 父にひどく折檻されて育ったので、黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるみたいに大人の男性全般が怖い。
- 気が立ったカラスにつつかれてから、黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるようにカラスどころか黒いゴミ袋も怖い。
- 人間にいじめられたことから、黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるごとく二足歩行の存在を怖がる傾向にある。