【ことわざ】
癖ある馬に乗りあり
【読み方】
くせあるうまにのりあり
【意味】
一癖ある者でも、扱い方次第では個性を生かして使うことができるという事。かえって使いがいがあるという事。
【語源・由来】
一癖あるような馬でも、乗り方によっては才能をいかんなく発揮できる事から。また、逆に一癖ある馬の方が、乗り甲斐がある事から。
【類義語】
・かぶり馬にも合い口
・蹴る馬も乗り手次第
・人食い馬にも合い口
・癖ある馬に能あり
・癖なき馬は行かず
・名馬に癖あり
【対義語】
・沈香も焚かず、屁もひらず
【英語訳】
・Horse with a habit, there is a ride.
・Because the horse is a habit, because there is a saving grace.
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「癖ある馬に乗りあり」の使い方

隣のクラスの柔道部の彼、また隣の学校の生徒と喧嘩したと問題になっているね。

柔道では県大会で優勝する程の腕前の持ち主なのにね。ここのところそういったトラブルばかりでもったいないね。

癖ある馬に乗りありというように、気が強いからこそ柔道部の主将が務まるのかもしれないね。

そうかもしれないね。しかし、相手の生徒も対したもんだよ。あんな巨体で言いがかりをつけられてしまったら、僕なら怖くて素直に謝る事しか出来ないや。よく喧嘩にまで発展するよな。
「癖ある馬に乗りあり」の例文
- 監督は、癖ある馬に乗りありといったことを良く存じていて、あえて彼をキャプテンにすることに決めた。
- 癖ある馬に乗りありで、やつは気難しくて扱いづらいが、研究室に置いたらとんでもない才能を発揮する人だ。
- 癖ある馬に乗りありというように、少し変わった性格の彼女だからこそ、このチームには必要だと判断した。
- 癖ある馬に乗りありとはいうが、あまりにも協調性がないのであればいくら才能があっても、弊社では雇えません。