「首斬る罪人にも三日の日延べあり」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
首斬る罪人にも三日の日延べあり
【読み方】
くびきるざいにんにもみっかのひのべあり
【意味】
差し迫ったことでも実行にうつすまでに余裕をもつべきであるということ。
急がば回れ、ってやつと同じ感じかな?
【出典】
「資治通鑑」
【故事】
唐の太宗が張薀古という者を町で首切りの刑にしたがすぐに後悔した。そこで「今より死罪有れば、即決せしむと雖も仍ち刑を行え」と命じたという故事による。
「首斬る罪人にも三日の日延べあり」の解説
「首斬る罪人にも三日の日延べあり」っていうことわざは、どんなに大急ぎでやらなきゃいけないことがあっても、それをする前にちょっと時間をとる、余裕をもって行動するべきだよ、っていう意味だよ。
たとえばね、宿題を明日までに提出しないといけない!と思って焦っている時に、慌てずにちょっと深呼吸して、計画を立ててから宿題を始めるのが良いんだよ。急いでやるとミスすることも多いから、少し余裕を持って、しっかりと準備してから行動することが大切だっていうことを教えてくれてるんだ。
このことわざの中の「首斬る罪人」は、とても大きな罪を犯して罰される人のことを指していて、「三日の日延べ」は、その人にもちょっとした時間の余裕が与えられることを示してるんだよ。だから、このことわざは「どんなに急いでいる状況でも、ちょっと一息ついて、しっかりと考えてから行動しよう」という意味なんだね。
「首斬る罪人にも三日の日延べあり」の使い方
「首斬る罪人にも三日の日延べあり」の例文
- すぐにでもリストラするしかないように思うが、首斬る罪人にも三日の日延べありだからまだしない。
- 首斬る罪人にも三日の日延べありだから、即断せずに余裕を持たせる。
- 明日にでも決行すべきことだと思うが、首斬る罪人にも三日の日延べありだからすぐには実行しない。
- 不景気で事業縮小を迫られたが、首斬る罪人にも三日の日延べありというからすぐに実行に移さなかった。
- 経営悪化で退任を迫られたが、首斬る罪人にも三日の日延べありと猶予をもらった。