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「車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る
【読み方】
くるまをかるものはこれをはせ、ころもをかるものはこれをきる
【意味】
人に借りたものは取り扱いが雑になるということ。
「馳す」は、惜しげもなく走り回らせる意。「被る」は、着ること。
「車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る」という言葉は、人が他人から物を借りると、その物を不注意に、あるいは乱暴に扱いがちであるという意味を持っているんだよ。
あー、わかるわかる!自分のものじゃないからって、ちょっと大雑把になっちゃうことがあるもんな。
借りたものは、もっと大切に扱うべきやけど、どうも人はそういうときに油断しがちやね。このことわざ、気をつけなあかんな。
【語源・由来】
人に車を借りた者はむやみに走らせ、人の着物を借りた者はむやみに着る意から。
【出典】
「戦国策」
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「車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る」の解説
カンタン!解説
「車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る」っていう言葉はね、人が他の人から物を借りると、その物の扱いがちょっと雑になっちゃうことを表しているんだよ。
たとえば、友達から車を借りたら、自分の車よりもガンガン走らせちゃったり、別の友達から洋服を借りたら、普段よりも乱暴に着たりすることを言っているんだよ。つまり、自分の物じゃないからって、大切にしないで扱うことの問題点を教えてくれる言葉なんだね。
「車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る」の使い方
教科書を忘れたんだ。貸してくれる?
車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被るというから嫌だな。
大事にするよ。
間違ってマーカーを引いたりしないでね。
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「車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る」の例文
- 細かく罰則をもうけないと、車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被るというからレンタカーをぼろぼろにされて泣き寝入りすることになる。
- 賃貸経営を考えたが、車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被るといい大事に住んでくれなさそうだからやめた。
- 車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被るというから覚悟はしていたが、図書館の本のページを破くのはやめてほしい。
- サブスクで服のレンタルを始めたが、車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被るように、ボロボロになって返ってくる。
- 車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被るというが、人に借りたものこそ自分の物より大事に扱うそんな国民性でありたい。