「草木も眠る丑三つ時」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
草木も眠る丑三つ時
【読み方】
くさきもねむるうしみつどき
【意味】
とてもひっそりと静まり返って、お化けでも出そうな気味の悪い真夜中のこと。
「草木も眠る丑三つ時」という表現は、日が変わった直後の深夜、特に人々の活動が一切なく、本当にすべてが静まり返っている時間帯を指しているよ。
要するに、もう誰も起きておらん時間やね。真夜中の真夜中みたいなもんや。あんまりこの時間に外を歩くと、あんまりいいことないって聞くで。
静けさの中で、不思議なことや神秘的な出来事が起こりそうな気がするんやけど、それもそのはず、この時間帯は神秘的な時間とも言われてるからね。
【語源・由来】
「丑三つ時」は昔の時刻で、丑の刻を四つに分けた三つ目。現在の午前二時から二時半ごろのことをいい、お化けがよく出るといわれる時間のこと。動物だけでなく草や木も眠っているというたとえ。
【英語訳】
the dead of night
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「草木も眠る丑三つ時」の解説
カンタン!解説
「草木も眠る丑三つ時」っていうのは、すっごく夜中の静かな時間を指す言葉なんだよ。この時間には、人も動物も、そして草木も全てが眠っているようなとても静かな時刻を表しているんだ。
「丑三つ時」というのは、昔の時間の表現で、今の時計で言うと、午前2時から2時半くらいの間を指しているんだよ。この時間はとても静かで、外を歩いても人の気配がほとんど感じられないくらいだよ。
だから、この言葉を使うときは、真夜中のとても静かな時間を想像するといいんだ。夜の公園や道路を想像してみて、すべてのものが静かに眠っている感じを感じることができると思うよ。
「草木も眠る丑三つ時」の使い方
うわ。びっくりした。健太くんかあ。こんな草木も眠る丑三つ時に部屋の窓からこつこつ音がするんだもの、お化けかと思ってびっくりするじゃない。
ごめんね。夜中に宿題をやっていないことに気づいて、助けを求めに来てしまったんだよ。
もう、こんな草木も眠る丑三つ時に起こさないでよね。自分でやったらいいじゃない。おやすみー。
ああ、寝ないで。草木も眠る丑三つ時で、お化けの世界に連れていかれるんじゃないかって、ここまで来るのこわかったんだよー。
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「草木も眠る丑三つ時」の例文
- いわゆる草木も眠る丑三つ時、星だけがまたたく真夜中に、健太くんは学校の門をくぐり、忘れ物を取りにこっそり教室に入った。
- 草木も眠る丑三つ時にドアの方を見たら、人影があったから叫んでしまったが、トイレに行く途中の弟だった。
- 昔から、幽霊があらわれるのは草木も眠る丑三つ時と相場が決まっていて、幻覚を生じるのは夢かうつつかまどろんでいるときが多いからである。
- 草木も眠る丑三つ時、物音がしたので、そっと階段を下りていくと、お化けではなくどろぼうがいたのでびっくりした。
- 友人とお店で楽しく酒を飲んでいたが、いつの間にか草木も眠る丑三つ時で、酔ったり、疲れて寝てしまうものが何人かいた。