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「来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ
【読み方】
くるものはこばむことなかれ、さるものはおうことなかれ
【意味】
去るのも来るのも相手の自由意志に任せること。
「来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ」という言葉は、人々の自由な意志を尊重するという意味だよ。
なるほどな。要するに「人がお前のところに来たいなら、歓迎しろ。でも、去っていく時は、無理に止めんで、自由にさせてやれ」ということやな。
人の気持ちや意志を大切にするってことやね。人との関わりって、押し付けがましくせん方がいいんやろな。みんなが自分の心で選んで行動するのが一番や。
【語源・由来】
自らやって来る者を拒んではならず、自ら去っていく者は引き止めてはならないということから。
【出典】
「春秋公羊伝」
【類義語】
・往く者は追わず、来たる者は拒まず
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「来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ」の解説
カンタン!解説
「来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ」っていう言葉は、人との関わり方の大切な教えを伝えてくれるんだよ。
例えば、君に友だちや知り合いが近づいてきて助けやアドバイスを求めてきたら、その人を無下に拒んだりしないで、受け入れてあげることが大切だってこと。だって、その人は君のことを信じて、頼りにしてきてるんだもん。
逆に、もし友だちや知り合いが君から離れていこうとしたら、無理に引き止めたりしないほうがいいんだ。その人が自分の気持ちや考えで、ある決断を下してるから、それを尊重してあげることが大切だよ。
つまり、この言葉は「人との関係で、無理やりに人を引き寄せたり、押し付けたりしないで、自然な流れを大切にしよう」っていうことを教えてくれるんだね。
「来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ」の使い方
弟子入りを志願したら、来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れって言われたよ。
拒絶されなくて良かったわね。
うん。弟子を首にならないようがんばるよ。
技術を継承できるようがんばって。
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「来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ」の例文
- 僕から離れていく彼女を追うことはしない。来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れだ。
- 自分が思う通りに自由にすればいい。来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れだと僕は思う。
- 無理に引き止めない。来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れというよ。
- できの良い弟子で正直失うのが惜しいが、来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れだから笑顔で見送る。
- 厳しさに耐えかねて脱走しても罰しない。来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れなので見て見ぬふりをする。