「相手のない喧嘩はできぬ」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
相手のない喧嘩はできぬ
【読み方】
あいてのないけんかはできぬ
【意味】
喧嘩をしかけられても相手になるなという戒め。
結局は争いごとは避けるべきってことやねんな。
【語源・由来】
相手がいなければけんかはできないことから。
【類義語】
・相手なければ訴訟なし(あいてなければそしょうなし)
・一人喧嘩はならぬ(ひとりけんかはならぬ)
【英語】
It takes two to make a quarrel.(口論するには二人の人間が必要だ)
「相手のない喧嘩はできぬ」の解説
「相手のない喧嘩はできぬ」ということわざはね、喧嘩をするには相手が必要だという意味なんだよ。
例えばさ、誰かが喧嘩を売ってきたり、けんかを始めたりしても、相手にならなければ本当の喧嘩はできないんだ。つまり、相手との対立や争いは、相手の存在がなければ成り立たないということわざなんだよ。
このことわざは、喧嘩や争いに巻き込まれたり、トラブルを起こしたりするよりも、相手を避けることの大切さを教えてくれるんだ。相手がいなければ口論や争いも起こらず、トラブルを避けることができるという戒めなんだね。
つまり、このことわざは、「相手のいない喧嘩は起きないから、相手にならないことが一番の解決策」ということを教えてくれるんだよ。争いを避けるためには、相手との対立を避けることが大切だということを覚えておこうね。
「相手のない喧嘩はできぬ」の使い方
「相手の無い喧嘩はできぬ」の例文
- 兄は相手の無い喧嘩はできぬと、争いに関わることはない。
- うちの犬は、散歩をしている時にほかの犬からどれほど吠えられても、知らぬフリをしている。これは、相手の無い喧嘩はできぬということか。
- 相手の無い喧嘩はできぬというのに、姉はすぐに挑発に乗ってしまうから、揉め事が絶えないのだ。
- 母は祖母に何を言われても、相手の無い喧嘩はできぬものよと相手にしないようにしていると話していた。
まとめ
自分の意見を話したり、相手の意見を聞いたりして話し合うことは、良いことではないでしょうか。
しかし、意見が合わないからといって喧嘩をしたり、暴力によって解決しようとしたりすることは、良いこととは言えないのではないでしょうか。
相手のない喧嘩はできぬというように、不要な争いには関わらないで過ごしたいものですね。
喧嘩を売られても相手にならないように、争いを避けるようにという教えが込められているんだ。