【ことわざ】
相手のない喧嘩はできぬ
【読み方】
あいてのないけんかはできぬ
【意味】
相手がいないのに、ひとりで喧嘩はできないというたとえ。
相手が喧嘩に乗ってこないときや、相手になるなという時にも使う。
「喧嘩(けんか)」とは、言葉によって非難をして傷つけたり、殴る蹴るなどして暴力をふるったりして、争うこと。
【語源・由来】
喧嘩を売られることがあったとしても、相手にならないほうがいいということが由来。
【類義語】
・相手なければ訴訟なし(あいてなければそしょうなし)
・一人喧嘩はならぬ(ひとりけんかはならぬ)
【英語訳】
It takes two to quarrel.
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「相手のない喧嘩はできぬ」の使い方

悔しかったら、言い返してみろよ。

健太くん、なにをしているの?

こんなに文句を言っているのに、あいつは聞こえないふりをしているんだよ。

相手の無い喧嘩はできぬよ。
「相手の無い喧嘩はできぬ」の例文
- 相手の無い喧嘩はできぬというけれど、父はすぐに黙り込んで相手をしないので、母はあきらめるしかなくなる。
- 兄は相手の無い喧嘩はできぬと、争いに関わることはない。
- うちの犬は、散歩をしている時にほかの犬からどれほど吠えられても、知らぬフリをしている。これは、相手の無い喧嘩はできぬということか。
- 相手の無い喧嘩はできぬというのに、姉はすぐに挑発に乗ってしまうから、揉め事が絶えないのだ。
- 母は祖母に何を言われても、相手の無い喧嘩はできぬものよと相手にしないようにしていると話していた。
まとめ
自分の意見を話したり、相手の意見を聞いたりして話し合うことは、良いことではないでしょうか。
しかし、意見が合わないからといって喧嘩をしたり、暴力によって解決しようとしたりすることは、良いこととは言えないのではないでしょうか。
相手のない喧嘩はできぬというように、不要な争いには関わらないで過ごしたいものですね。