「薬も過ぎれば毒となる」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
薬も過ぎれば毒となる
【読み方】
くすりもすぎればどくとなる
【意味】
病気に効く薬も限度を越して飲むと、かえって害をもたらしてしまう。「薬も過ぎれば毒になる」ともいう。
美味しいけど、食べ過ぎると良くないってこと。つまり、何事も適量が大事やってことやね。全てに「ちょうど良い量」ってのがあるんやな。
【類義語】
・過ぎたるは猶及ばざるがごとし(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
・分別過ぐれば愚に返る(ふんべつすぐればぐにかえる)
・礼も過ぎれば無礼になる(れいもすぎればぶれいになる)
【英語訳】
All overs are ill.
「薬も過ぎれば毒となる」の解説
「薬も過ぎれば毒となる」という言葉は、物事のバランスや適量ってとっても大切だ、と教えてくれる言葉だよ。
例えば、お菓子やアイスが大好きな子も多いと思うけど、それをたくさん食べすぎるとお腹をこわしたり、体調を悪くすることがあるよね。それと同じで、薬もちゃんとした量を守って使わないと、体に良くない影響が出ることがあるんだ。
簡単に言うと、「適量が一番!」ってこと。何をするにも、食べるにも、使うにも、度を過ぎないように気をつけることが大切。このことわざは、それを伝えてくれる教えの1つなんだよ。
「薬も過ぎれば毒となる」の使い方
「薬も過ぎれば毒となる」の例文
- リンゴダイエットがいいとか、バナナダイエットがいいとかいわれますが、薬も過ぎれば毒となるということもあります。栄養の偏(かたよ)りには注意が必要です。
- はじめの指導は良いとして、同じ様な指導を続けていると、新入社員といってもさすがに嫌気(いやけ)が指すでしょう。薬も過ぎれば毒となるといいますから、ほどほどにして下さい。
- スマホは便利ですけど、寝てもさめても歩いているときも見ているのはどうでしょうか。薬も過ぎれば毒となって目に見えない毒に犯されているのかもしれません。
- 酒は百薬の長です。薬も過ぎれば毒となります。分かっていてもつい飲んでしまいます。
まとめ
鎮痛剤を飲んだ経験から、痛みはすぐに消えて楽になりますが服用に関する注意事項を守らないと、効き目が落ちたり、服用量が多くなったりして副作用がでてきます。体験上からもこのことわざがいわんとしていることはよく理解できます。
これは広く、良いものでも使い方や量を誤ると害となることを教えているんだ。