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【腐っても鯛】の意味と使い方や例文(語源・類義語・対義語・英語訳)

腐っても鯛

【ことわざ】
腐っても鯛

【読み方】
くさってもたい

【意味】
本来価値のある人や物は、時間が経ったり条件が変わったりしても、それなりの値打ちがあるものだというたとえ。

【語源・由来】
たとえ腐っているとしても、鯛は魚としての価値があるということから。

【類義語】
・ちぎれても錦(ちぎれてもにしき)
・痩せても枯れても武士は武士(やせてもかれてもぶしはぶし)
・破れても小袖(やぶれてもこそで)

【対義語】
・騏驎も老いては駑馬に劣る(きりんもおいてはどばにおとる)
・昔千里も今一里(むかしせんりもいまいちり)
・昔の剣今の菜刀(むかしのけん いまのながたな)

【英語訳】
A good horse becomes never a jade.

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「腐っても鯛」の使い方

健太
それにしても、昨日の野球の試合は本当に面白かったよね!
ともこ
そうだね、特に元プロ野球選手だった田中選手の活躍はすごかったね。
健太
腐っても鯛で、元プロの選手だけあって、彼は、年をとった今もみごとな技を見せてくれるよね。
ともこ
健太くんも若いんだから頑張らないとね!

「腐っても鯛」の例文

  1. 最近は新製品を出していないが、売上がおちない。腐っても鯛か、のれんの力はすごいな。
  2. さすがは往年の名演奏家だ、技術的には若手の演奏家に劣るものの、腐っても鯛というと失礼かもしれないが品格を感じる演奏でした。
  3. 失礼を承知でいうと腐っても鯛ですね。伝統の香りがするいいものです。
  4. 昔は楽に勝てたのに、このままでは負けてしまう。腐っても鯛だ、もうひとあばれしてみるか。

まとめ

古来から鯛は「めでたい」ものとして珍重されてきました。特に江戸時代には魚の王様として、武士のあいだでは「大位(たいい)」と当て字されもてはやされました。鯛の流通が少ない京都では、武士に対抗して公家のあいだで「鯉」を「高位(こうい)」と当て字していたとも言われます。このことわざの使い方で少し注意が必要なのは、直接対象者に対して使うのは失礼になる場合があります。親しい間柄や、同じような立場にある者がお互い承知の上でおもしろおかしく使用するのには適しています。


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