【ことわざ】
薬より養生
【読み方】
くすりよりようじょう
【意味】
病気になって薬にたよるより、日ごろから養生して健康を保つように心がけよということ。
「養生」とは、生命を養(やしな)うこと。健康の増進をはかること。病気・病後の手当てをすることを意味しています。参考までに、土木建築用語では、建築中に部材(ぶざい)・柱などにカバーなどをかけて保護することなどいいます。また、植物の生育を助成、保護する場合にもこの言葉を使います。
【英語】
Better wait on the cooks than the mediciners.(医者よりも料理人に仕えるほうがまし)
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「薬より養生」の使い方
眠そうな顔ね。
昨夜アクション映画見てたら面白くて、寝るのが遅くなちゃった。
先週もそんなこといってたわ。病気になったらどうするの。薬より養生よ、ちゃんと寝ないと。
甘い薬ならいいけど。
「薬より養生」の例文
- ひどい病気をして初めて深刻(しんこく)に理解しました。薬より養生は本当に大事です。
- 業務継続計画をしっかり検討しておくべきです。薬より養生といいます、その時に備えておけば高い薬代を払うこともなく損失は最小限になります。
- 学生の健康維持ため格安朝食を提供するサービスを導入する大学が増えています。薬より養生なのでしょう、人にやさしいよいサービスだと思います。
- 薬より養生というが、規則正しく生活するのはなかなか大変です。特にストレス社会においてはそれ自体がストレスになる可能性もあります。
まとめ
健康であることのはありがさは普段は気がつきません。その健康とはなんでしょう。世界保健機関(WHO)憲章には「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.」(仮訳:健康とは、単に病気ではない、虚弱(きょじゃく)や無気力じゃないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。)と定義されています。いつかそんな世界になればいいと思いながらも、そう簡単にはいきそうもない現実が多くありますね。せめて自分のことは薬より養生に努めてみようと思います。