【ことわざ】
負けるが勝ち
【読み方】
まけるがかち
【意味】
無理に相手と争うよりも、勝ちをゆずる方が結果的には得になる。
【類義語】
・逃げるが勝ち
・損して得取る
・三十六計逃げるに如かず
類義語の「三十六計」は中国古代の兵法で36種類のはかりごと、多くの計略をいい。四字熟語として、「三十六計」だけで、困った時はどんな方法(=計略)よりも、その状況から逃げ出すのが最も賢明であるという意味になります。
【英語】
Yielding is sometimes the best way of succeeding.
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「負けるが勝ち」の使い方
どうしようかな、申し込むべきか、それとも次回にするか。
健太君。なに悩んでるの。
恒例のプロ野球招待の抽選が始まるんだけど、一度しか申し込めないんだ。
毎年やってるね。だいたい最終回は申し込むと全員ご招待になるらしいよ。ここは負けるが勝ちね。
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「負けるが勝ち」の例文
- 負けるが勝ちというように、一時は相手に勝ちを譲り、しいて争わないのが、結局は勝利をもたらすのだ。
- 勝負に出たいところではあるが実力不足は否めないのため、負けるが勝ちとするのが賢い選択でしょう。
- 負けるが勝ちとはいうものの、この機会を逃すのは我が社にとって厳しい選択になる。
- 妹とおやつをかけてじゃんけんをした。妹におやつをあげるために、わざと後出しで負けてあげた。すると後でお母さんが「えらかったね。」とほめてくれた。負けるが勝ちだ。
- 現在の状況を考慮すると、新たな事業に投資する機会は待つべき、負けるが勝ちです。
- Aさんは上手で、負けるが勝ちと決めて無理な戦いは避け、勝機を待っていた。
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一口メモ:「負けるが勝ち」は逆説のことわざ
「負けるが勝ち」とは、表面上は真理とは逆のように見えるものの、実は真理を示す逆説的なことわざとされています。
逆説のことわざは、ほかにも「急がば回れ」や「損して得取る」などがあります。