【ことわざ】
目には目を歯には歯を
【読み方】
めにはめをはにははを
【意味】
自分が受けた害と同じことをして、仕返しをすること。
【語源・由来】
目を傷つけられたら、相手の目を傷つけて、歯を折られたら、相手の歯を折るという意味から。
古代バビロニアのハンムラビ王が残した、「ハンムラビ法典」にある言葉。
「旧約聖書(きゅうやくせいしょ)」出エジプト記にも見られる。
キリストが、「山上の垂訓」の中で引用して、この考えを否定したことでも知られる。
【類義語】
・目には目歯には歯(めにはめはにはは)
【対義語】
・怨みに報ゆるに徳を以てす (うらみにむくゆるにとくをもってす)
・恩を以て怨みに報ず(おんをもってうらみにむくず)
・仇を恩で報ずる(あだをおんでむくずる)
【英語訳】
An eye for an eye,and a tooth for a tooth.
Eye for eye, tooth for tooth, hand for hand, foot for foot.
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「目には目を歯には歯を」の使い方
試合になると、あいつはぼくにだけ絶対にパスを回さないようにしているんだ。
そんなことないと思うわ。
いいや、絶対にそうなんだ。だからぼくもあいつにはパスを回さないことにするよ。
目には目を歯には歯をとするのは、良くないと思うわ。
「目には目を歯には歯を」の例文
- 父は兄に、目には目を歯には歯をというように、殴られた相手にやり返せと言う。
- これほどの損害を与えられたのだから、目には目を歯には歯をで相手の会社にも、同じだけの損害を与えてやりたい。
- 夫は息子に、目には目を歯には歯をで、意地悪をされたらやり返せと教えていた。
まとめ
傷つけられることは、悲しいことですね。
しかし、目には目を歯には歯をというように、同じことをやり返すこともまた、悲しいことではないでしょうか。