「目の上の瘤」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
目の上の瘤
【読み方】
めのうえのこぶ
【意味】
自分よりも地位や実力が上で、とても目障りで邪魔な人。
あんまりうっとうしいと、人間関係もギクシャクするから気をつけたいところやな。
【語源由来】
目の上にできたこぶは、とてもじゃまに感じられることから。
【類義語】
・鼻の先の疣々
・小姑が嫁目のしたの瘤になり
・小姑一人は鬼千匹にむかう
【英語訳】
A thorn in one’s flesh.
「目の上の瘤」の解説
「目の上の瘤」っていうことわざはね、ある人が自分にとって邪魔で、どうにかしたいけど、その人が自分より立場が上だったり、何かの力を持っているから手出しできない、っていう状況を指すんだよ。
たとえば、部活のキャプテンがすごく厳しい人だとするよ。そのキャプテンの指導が辛くて、たまには楽しくやりたいな、って思うことがあるかもしれないけど、その人は部活のリーダーだから、簡単には言えない、っていうような状況がこのことわざの具体的な例だよ。
このことわざの、「目」は自分自身を、「瘤」は邪魔な存在を象徴しているんだ。だから、「目の上の瘤」っていうのは、自分にとって邪魔で、でもその人が自分より上の立場にいるから、簡単には言えない、手出しできない人のことを指しているんだよ。
「目の上の瘤」の使い方
「目の上の瘤」の例文
- 今年は県の代表になれると思ったが、組み合わせが悪い。あのチームだけは目の上の瘤だな。
- 野球部で同じポジションの鈴木くんは、ぼくよりも野球がうまくて目の上の瘤だ。彼さえいなければ試合に出れるのになぁ。
- 企画部門の要求もわかります。プロジェクトリーダーが目の上の瘤とは承知しておりますが、現場の実情をもう少し理解していただけないでしょうか。
- いい案だと思うだけど課長がなんというか。目の上の瘤だな、どうも苦手だ。
- 専務理事からの質問は受けたくないな。鋭いところを追求して来るから、本当に目の上の瘤です。
- ともこちゃんはクラスで一番の人気者だったが、可愛い転校生が来たらみんなの人気がそちらにうつり、ともこちゃんにとって目の上の瘤になった。