「ことわざ・慣用句」のLINEスタンプ発売中♪

【念には念を入れよ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

念には念を入れよ

「念には念を入れよ」の意味(語源由来・類義語・対義語)

意味

【ことわざ】
念には念を入れよ

×念には念を押す
この場合は「念を押す」と使います。

【読み方】
ねんにはねんをいれよ

【意味】
用心した上に、さらに重ねて用心するという意味です。

「念」とは、「気をつけること」「注意すること」という意味です。
「念を入れる」とは、「間違いがないか気を配ること」という意味です。
ことわざ博士
「念には念を入れよ」ということわざは、既に用心している上に、さらに用心を重ねる、つまりは二重三重の用心をすることを勧める言葉だよ。
助手ねこ
「気をつけてる上にさらに気をつける」ってことやな。もう「あぶないから十分気をつけてる」って思ってても、さらに気をつけて、もっともっと安全を確保するんやな。

このことわざは、用心深さの大切さを教えてくれてるわけやな。

【語源由来】
どんな事でも良く注意したつもりがどこかに手落ちがあるかもしれないので、手抜かりがないように慎重に、細心の注意を払うべきであるという事が由来です。
「江戸いろはかるた」の中の「ね」です。

【類義語】
・念には念を入れる
・念を入れよ
・転ばぬ先の杖
・濡れぬ先の傘
・石橋に鉄の杖
・石橋を叩いて渡る
・三遍回って煙草にしょ
・浅い川も深く渡れ
・瀬を踏んで淵を知る
・二番目の考えが最善である
・分別の上の分別
・分別の分が百貫する
・用心には網を張れ
・用心は臆病にせよ
・一度話す前に二度聞け

【対義語】
・一か八か
・彩ずる仏の鼻を欠く
・念者の不念
・念の過ぐるは無念
・過ぎたるは猶及ばざるが如し
・薬も過ぎれば毒となる
・分別過ぐれば愚に返る

【スポンサーリンク】

「念には念を入れよ」の解説

カンタン!解説
解説

「念には念を入れよ」の、「念」っていうのは、心の中でずっと考えていることや感じていることを指すんだ。「念」は仏教でも大事な概念で、人間が自分の心や考えを大切にするということを教えているよ。

「念」という文字そのものは、「注意する」っていう意味も含んでいるんだよ。だから、「念には念を入れよ」っていうことわざは、「何事も細心の注意を払って、手抜かりがないように行動しよう」っていう教えを伝えているんだ。

たとえば、テスト勉強をする時に、ただ一通り教科書を読むだけでなく、わからないところを調べたり、問題を解いてみたり、復習をしたりと、一つのことに対して、何度も念入りに取り組むことが大切だよ。それが「念には念を入れよ」っていうことわざの教えなんだね。

「念には念を入れよ」の使い方

健太
明日の日曜、みんなで水族館に行くの楽しみだね♪
ともこ
そうね、私もすごく楽しみにしてる。ところで支度はもう終わった?
健太
ばっちりだよ!もう何日も前から準備してるんだ。昨日もリュックの中身を全部出して、もう一度確認したよ。念には念を入れよっていうからね。
ともこ
それなら大丈夫ね。
【スポンサーリンク】

「念には念を入れよ」の例文

例文
  1. 生徒全員の安全のためにも、念には念を入れよで、再度バス会社に確認をした。
  2.  今年から小学校に通う子供のために、防犯ブザーを持たせたが、念には念を入れよで、子供用のGPSもランドセルの中に入れておいた。
  3.  週末、初めてゴルフコンペに参加するのだが、会場となるゴルフ場が一度も行った事のない場所だったので、当日道に迷って遅刻しないように念には念を入れよで、車で一度会場まで運転してみることにした。
  4.  このプロジェクトは私の将来がかかっている。念には念を入れよで資料に再度目を通すことにした。

「念には念を入れよ」を英語で言うと?

英語のことわざ

「念には念を入れよ」の英語表現をご紹介します。

※英語の声:音読さん

Look before you leap.

  • 直訳:跳ぶ前に見よ。
  • 意味:行動をする前に起こりそうなことを考慮し、慎重になるべきだ。

Better safe than sorry.

  • 直訳:残念がるよりも安全の方が良い。
  • 意味:用心に越したことはない。

Prevention is better than cure.

  • 直訳:予防は治療より良い。
  • 意味:問題が起こってから対応するより、事前に対策しておくことが大切だ。

Forewarned is forearmed.

  • 直訳:事前の警告はあらかじめの備えになる。
  • 意味:あらかじめ備えておくには、潜在的な問題を事前に把握することが大切だ。

A stitch in time saves nine.

  • 直訳:時間内の一針がその後の九針を省く。
  • 意味:物事は問題が小さなうちに早めに対策する方が良い。

ことわざ・慣用句のLINEスタンプ発売中♪

「ことわざ・慣用句の百科事典」で使用している、当サイトのオリジナルイラスト素材が、LINEスタンプとしてついに発売開始されました。

意味を考えながらLINEスタンプを繰り返し使うことで、楽しくことわざや慣用句を覚えることができますよ♪