「握り拳の素戻り」の意味
【ことわざ】
握り拳の素戻り
【読み方】
にぎりこぶしのすもどり
【意味】
働きに行ったが金を稼げず手ぶらで帰宅すること。金策に行って金を借りられずそのまま帰ること。
「握り拳」は、金を持っていないこと。からて。
ほぉほぉ、そやからこれはね、手ぶらで帰ってくるっていうのを、もっとかっこよく「握り拳の素戻り」って言うわけやね。
まあ、せっかく頑張ったのに、なんもなく帰ってくるのはしょんぼりするけど、それも人生やねんなぁ。やるだけやってダメやったら、それはそれで「よっしゃ、次行くで!」って気持ちでいかなアカンね。
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「握り拳の素戻り」の解説
カンタン!解説
「握り拳の素戻り」という言葉はね、がんばってお金を稼ごうとしたり、お金を借りようとしたりしたけど、結局お金一つ手に入れられずに、何もない手で家に帰ることを表しているんだよ。
こういうふうに考えてみて。手をグッと握って拳を作るよね。もしその中にお金を持っていたら、拳を開いたときにお金が見えるはずだけど、この言葉の場合は、お金をつかむことができなかったから、拳を開いても何もないんだ。だから、手を空っぽで開くっていうのは、お金を一つも手に入れられなかったって意味なんだよ。
例えば、誰かがお仕事を探しに出かけたけど、どこも雇ってくれなくて、あるいはお金を貸してくれる人を探したけど、誰も貸してくれなくて、結局お金無しで家に戻ることを言うんだ。そんな時に「握り拳の素戻り」と言うと、手に入れたはずのお金がなくて、がっかりして帰ってくるっていう意味になるんだよ。
「握り拳の素戻り」の使い方
父さんはいつも握り拳の素戻りなんだよね。
何の仕事をしているの?
競馬場で賭け事を少々…。
それは仕事じゃないし、儲けが出ないのも当然ね。
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「握り拳の素戻り」の例文
- 握り拳の素戻りでは家族ががっかりするだろう。何と言い訳すればよいのか。
- 契約が取れず、握り拳の素戻りだった。がんばったんだけどな。
- 物価の上昇が止まらず、働いても働いても握り拳の素戻りだ。
- 絶対儲かるという話だったのに、握り拳の素戻りだったじゃないか。
- ビジネスの才能が無いから、いつも握り拳の素戻りで儲けたためしがない。
頑張っても結果が出ないことのたとえなんだよ。