「二千里外故人の心」の意味(出典)
【ことわざ】
二千里外故人の心
「二千里の外故人の心」ともいう。
【読み方】
にせんりがいこじんのこころ
【意味】
遠く離れた土地にいる親友をしのぶこと。
「故人」は、昔なじみ。旧友。
へぇ、それは心温まる話やな。つまり、「遠くにいるけど、ずっと心にはその友達のことを思ってる」っていう感じやな。
距離があっても、友情っていうのは変わらずに続くものやってことを教えてくれる言葉やね。遠く離れていても、心の中ではいつも近くに感じるんやな。
【出典】
白居易の詩「八月十五日の夜禁中に独り直し月に対して元九を憶う」
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「二千里外故人の心」の解説
カンタン!解説
「二千里外故人の心」という表現は、白居易の詩「八月十五夜禁中独直対月憶元九詩」に由来していて、遠く離れた場所にいる古い友人を懐かしむ心情を表しているんだよ。この詩の一節「三五夜中新月色、二千里外故人心」は、特に美しい月夜に遠く離れた友人のことを思い出す心情を詠んでいるんだ。
「二千里」というのは非常に遠い距離を意味し、「故人」とは古くからの友人や知人を指す言葉だね。この表現は、距離や時間が経っても変わらない友情や、長い間会えない友人への想いを象徴しているんだ。
たとえば、昔一緒に過ごした友人が遠くに住んでいて、久しぶりにその人のことを思い出すような状況が「二千里外故人の心」に当てはまるね。この言葉は、離れていても心でつながっている友情の美しさや、遠くの友人を思う深い感情を表しているんだよ。
「二千里外故人の心」の使い方
河原に来ると友人を思い出すよ。
二千里外故人の心を抱いて感傷的になったのね。
昔、河原でサッカーをして遊んだんだ。
そこでボールを強くけり過ぎて、川に流されたボールを追いかけ、健太くんが溺れて水嫌いになったのよね。
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「二千里外故人の心」の例文
- 片付けをしてたら卒業アルバムが出てきて、二千里外故人の心でいっぱいになる。
- 甲子園の季節になると、見えなくなるまで白球を追いかけた仲間たちを思い出し、二千里外故人の心で切なくなる。
- 苦楽をともにした同僚は元気だろうか。二千里外故人の心で懐かしくなる。
- 夢の中に旧友が出てきた。二千里外故人の心を抱き、久しぶりに電話してみようかなと考える。
- 年を取ると、事あるごとに昔の記憶を鮮明に思い出し、二千里外故人の心が胸を占める。
物理的な距離に関わらず、心の中で大切な人を思い続ける感情を表現している言葉だよ。