【ことわざ】
煮ても焼いても食えない
【読み方】
にてもやいてもくえない
【意味】
始末におえないものや、やりようのないもののことをいう。
【語源・由来】
『当世誰身上(とうせいたがみのうえ)』より
「煮ても焼いても食われぬものは、しゅうと婆と栗のいが」という。
【類義語】
・煮ても焼いても噛まれぬ
・海に千年山に千年
・酢でも蒟蒻でも
【英語訳】
・Be hard to deal withtough bird to cook.
・Not good to eat even grilled be boiled.
英語では、こういったひとを指すときに closed book と表現することがあるようです。
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「煮ても焼いても食えない」の使い方
ともこちゃんてば遅いなあ、早くお祭に行かないと間に合わなくなっちゃうよ!
健太くんまだ宿題終わってないんでしょう。お母さんに怒られなかったの?
「宿題は毎日ずっとあるけど、お祭は今日行かなきゃ終わっちゃうんだ!」って言ったら、
お母さん「煮ても焼いても食えないわねえ。」って言って、全然ぼくのこと怒らなかったよ。
お母さん「煮ても焼いても食えないわねえ。」って言って、全然ぼくのこと怒らなかったよ。
仕方ないひとね!それは怒っていないんじゃないの。
お母さんは健太くんに呆れてるだけよ。
お母さんは健太くんに呆れてるだけよ。
「煮ても焼いても食えない」の例文
- たとえあの男が泣きながら頭を下げてきたとしても、僕は決してまともに取り合わないだろう。実際あいつは、煮ても焼いても食えないやつなんだ。
- そうやっていつまでも調子よく立ち回っているようであれば、あなたは皆に煮ても焼いても食えないひとだと思われるのも、無理のないことです。
- 彼女はたいへん愛嬌があって親しみやすいのに、実際にはとてもしたたかで、煮ても焼いても食えないところがあるひとなのです。
- 親父はたいそう偏屈な男で、昔からみんなに煮ても焼いても食えないやつだと言われ続けてきたんだよ。