【ことわざ】
二兎を追う者は一兎をも得ず
【読み方】
にとをおうものはいっとをもえず
【意味】
よくばって二つのことをいっぺんにやろうとして、結局両方ともできなくなること。
【語源・由来】
「兎」はウサギのこと。二羽のウサギを同時につかまえようとすると、一羽もつかまえられないことから。
【類義語】
・虻蜂取らず
・一も取らず二も取らず
・花も折らず実も取らず
・欲の熊鷹股裂くる
・欲す鷹は爪落とす
・欲は身を失う
・右手に円を描き、左手に方を描く
・欲張って糞垂れる
・心は二つ身は一つ
・大欲は無欲に似たり
【対義語】
・一挙両得
・一挙両全
・一石二鳥
・一箭双雕
【英語訳】
・Grasp all, lose all.(すべてをつかもうとすれば、すべてを失う)
・A man cannot whistle and drink at the same time.(口笛を吹きながら飲み物を飲むことはできない)
・If you chase two rabbits, you will not catch either.
・He who runs after two hares will catch neither.
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「二兎を追う者は一兎をも得ず」の使い方
ともこちゃん上級生と下級生に同時に告白されたんだって?しかもイケメンだって!
まあね。でもどっちも断ったわ。興味ないし。
もったいないな~。僕が可愛い子2人に告白されたら、両方と付き合うのに!
それは二兎を追う者は一兎をも得ずよ。間違いなく、そんな可愛い子2人と同時になんて、上手く付き合えないわ。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」の例文
- そんなに欲張ったら、二兎を追う者は一兎をも得ずで結局なにひとつ自分のものにならないよ。
- 仕事も頑張りたいけれど、恋愛にも積極的になりたいなんて言っていたら、二兎を追う者は一兎をも得ずでどっちも疎かになってしまった。
- 二兎を追う者は一兎をも得ずと言うように、的は片方に絞った方が良い結果が出せる。
- 部活でバスケをやってるのに、柔道の塾にも通いたいだなんて、二兎を追う者は一兎をも得ずと言うでしょう、どちらかを頑張りなさい。