「上り坂あれば下り坂あり」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
上り坂あれば下り坂あり
【読み方】
のぼりざかあればくだりざかあり
【意味】
長い人生では、盛運の時期もあれば、衰運の時期もあり、苦楽が相伴うものであるという意味です。
また、盛運の時期にこそ気持ちを引き締め、衰運の時期には焦らずに努力を積み重ねることの大事さも説いています。
また、「いい時ばかりじゃなくて、悪い時もあるから覚悟しとけ」って警告もしてるんやな。人生を生きる上で、いろんな経験が大切やってことを教えてくれてるんや。
【語源・由来】
辛く苦しい上り坂と楽な下り坂を人生に例えたことが由来です。
人生は悪い時期もあれば良い時期もあり、悪い事の後には良い事があり、またその逆もあるという事ですね。
【類義語】
・楽あれば苦あり
・苦楽は相伴う
・苦楽は生涯の道づれ
・楽しみは苦しみの種
・浮世の苦楽は壁一重
・楽する悪かろう苦をするよかろう
・楽は苦の種、苦は楽の種
・悲しみと喜びとは交互に相次ぐ
・禍福は糾える縄の如し
・すべてのメダルには裏がある
【英語訳】
・If there is an uphill slope, there is the downhill slope.
・No pains, no gains.
・When light is there shadow is.
・He that will have the pleasure must endure the pain.
・Sadness and gladness succeed each other.
「上り坂あれば下り坂あり」の解説
「上り坂あれば下り坂あり」ということわざは、人生には必ず良い時期もあれば、難しい時期もあるということを教えてくれるんだ。上り坂は努力や苦労を象徴していて、下り坂は楽な時期や成功を象徴しているんだよ。この言葉は、人生の浮き沈みや幸せと困難が交互にやってくる自然な流れを表しているんだね。
例えば、学校や仕事で大きな成功を収めたり、個人的な目標を達成したりすることが「下り坂」で、そこに至るまでの努力や挑戦が「上り坂」に当たるんだ。でも、その成功がずっと続くわけではなく、また新たな挑戦や困難に直面することがあるってことを、この言葉は教えてくれているんだよ。
このことわざは、人生のさまざまな瞬間を受け入れ、どんな時も前向きに乗り越えようとする姿勢の大切さを思い出させてくれるんだ。良い時も悪い時も人生の一部であり、それぞれが人を成長させ、学びを与えてくれるってことを、この言葉は伝えているんだね。
「上り坂あれば下り坂あり」の使い方
「ああ言えばこう言う」の例文
- 相場の格言に上り坂あれば下り坂ありという言葉があり、その意味は、相場において上がったものは必ず下がるというものです。相場の転換期を知る者は、相場に勝つことができます。
- 今年に入ってから何をやっても上手くいかないので、会社帰りに占いの館に行って、良く当たると評判の人気占い師に見てもらったところ「落ち込まなくても大丈夫、人生は上り坂あれば下り坂ありで、来月には運が上向いてくる」と言われて安心した。
- 上り坂あれば下り坂ありというように、人生は起伏がるから面白いのです。平坦な道ばかりではきっと退屈してしまいます。
- 上り坂あれば下り坂ありというが、辛かった高校時代を耐えた甲斐があって、今とても楽しい大学生活を送っている。
この表現は、人生の波があること、すなわち幸せや成功の時期と、挑戦や苦労の時期が交互に来ることを受け入れるべきだと教えているんだよ。