「鬼も角折る」の意味(類義語)
【ことわざ】
鬼も角折る
【読み方】
おにもつのおる
【意味】
悪い人が何かのきっかけで良い人になること。また、頑固な人が考えや態度を一変させること。
なるほどな。つまり、「大きな目標を達成するためには、まずは手近な問題から解決していこう」ってことやな。
大きなことをやる前に、まずは周りの小さなことから始めるのが大事やな、これは。
・鬼も発起
・邪慳の角を折る
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「鬼も角折る」の解説
カンタン!解説
「鬼も角折る」っていうことわざはね、本当に困った性格の人でも、何かきっかけがあって良い人に変わることがあるよという意味だよ。
たとえば、いつもイジワルばかりしていた子が、ある日突然、優しくなった、なんてことがあるじゃない?それがまさに「鬼も角折る」ってことだよ。
「鬼」は、ちょっと困った性格の人を指していて、「角折る」は、その人が自分の性格を改めて、良い方向に変わることを言っているんだ。
だから、「鬼も角折る」っていうことわざは、人はいつでも変わることができるし、何かきっかけがあれば、困った性格の人でも良い人に変わることがあるんだよ、ということを教えてくれているんだね。また、別の意味としては、自分の意志を折る、つまり、自分の思い通りにいかないことに落ち込む、あるいは閉口することも表しているよ。
「鬼も角折る」の使い方
学校一のヤンキーが更生したね。
鬼も角折るって本当ね。こんなに変わるのね。
彼に何があったんだろうね。
雷に打たれたくらいの衝撃が彼の心を変えたんでしょうね。
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「鬼も角折る」の例文
- 頑固で聞く耳を持たなかった彼が、担当がともこちゃんに代わった途端鬼も角折った。
- 鬼も角折るというから、罪を犯した者には更生の機会が与えられるべきだ。
- 心から信頼できる大人に出会ったとき、多くの非行少年は鬼も角折るとなる。
- 自分の意志を決して曲げない人でも、道を誤り仲間や家族を失えば鬼も角折る。
- 石頭の父さんは、自分の間違いに気づき鬼も角折ったが、間違いに気づいても変わらない人もいる。
それから、この言葉はまた、自己の強い意志や固定観念を改めるという意味もあるんだ。