「負えば抱かれよう」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
負えば抱かれよう
【読み方】
おえばだかれよう
【意味】
何かかなえてやると図に乗ってさらに要求してくること。
他人が自分を支えてくれるからといって、自分の責任を放棄するんやない、ってことを教えてくれてるんやね。
【語源・由来】
せがまれてしかたなく背負ってやると、次は抱いてくれということから。
【類義語】
・抱かされば負ぶさる
・抱けば負んぶ
「負えば抱かれよう」の解説
「負えば抱かれよう」っていうことわざはね、他人に助けてもらうことに慣れて、だんだんと要求が増えて行って、だんだんと図々しくなってしまうような状況を表しているんだよ。
たとえばね、最初は「お願い、この荷物を背負ってくれる?」って頼んだら、その人が優しく助けてくれたよね。でも、それに甘えて、次には「じゃあ、これも抱えてくれる?」って、だんだんと頼むことが増えていくような状況を指しているんだよ。
つまり、他人の優しさや助けを無理に頼りすぎて、甘えてしまうことのたとえなんだ。だから、このことわざは、人に頼るのも適度に、自分のことは自分でやるように、っていう教えを伝えているんだね。
「負えば抱かれよう」の使い方
「負えば抱かれよう」の例文
- いつまで人に甘えるつもりだ。負えば抱かれようのその末っ子根性を叩きなおしてやる。
- 図に乗るでない。30歳にもなって負えば抱かれようではいけない。
- 負えば抱かれようのように、調子に乗ってわがままを通そうとするのはよくない。
- お前が甘やかして育てるから負えば抱かれようとする人間になったんだ。
- 負えば抱かれようでは社会に出て苦労するだろう。