「己を以て人を度る」の意味(出典)
【ことわざ】
己を以て人を度る
【読み方】
おのれをもってひとをはかる
【意味】
自分を基準に人を推し量る。また、人は自分をもとにして人の心や力量を判断しがちだということ。
「己を以て人を度る」ということわざは、人は自分自身の考えや経験を基準にして他人の心や能力を判断してしまいがちなことを指しているんだよ。
あー、それはつまり、「自分の考えや感じ方で人を判断してしまう」ってことやな。
自分が思うことを他人にも当てはめちゃうわけや。でも、それじゃあ他人の立場や気持ちをちゃんとわかれへんよな。人それぞれ違うから、一人の感じ方で全部を決めつけてしまうのはあかんねんてな。
【出典】
「韓詩外伝」
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「己を以て人を度る」の解説
カンタン!解説
「己を以て人を度る」っていうことわざはね、人が自分自身を基準にして、他の人の気持ちや能力を判断することがよくある、という意味なんだよ。
例えば、自分ができるからって、友達も同じことができると思ってしまうことがあるよね。でも、みんながみんな自分と同じじゃないから、友達には難しいことがあるかもしれないんだ。
このことわざは、自分の考えや感じ方だけで人を判断しないように、と教えているんだ。他人の立場に立って考え、理解しようとする努力が大切だってことを伝えているんだね。
「己を以て人を度る」の使い方
面接で落とされたら人格否定されたようで嫌だね。
己を以て人を度るというから、その人の基準で落とされたのであって、その他大勢の基準での判断ではないから安心して。
そう考えると気が楽になるかも。
相性が合わなかっただけよ。次行ってみよー。
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「己を以て人を度る」の例文
- 己を以て人を度るものだから内申制度は愚策である。
- 相手がこう思っているだろうとこちらが考えても、己を以て人を度るから想像通りに考えているとは限らない。
- 己を以て人を度るので、誰かにとって天才でも誰かにとっては愚者でしかなかったりする。
- 人それぞれ育った環境や経験が異なり、且つ己を以て人を度るので、相手の心を推し量ることは難しい。
- 己を以て人を度るから試験官にとっては不要な才能でも、ほかの試験官には魅力的な才能かもしれない。