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【大木の下に小木育つ】の意味と使い方や例文!語源由来は?(類義語・対義語)

大木の下に小木育つ

【ことわざ】
大木の下に小木育つ

【読み方】
たいぼくのしたにしょうぼくそだつ

【意味】
大きな勢力をもつ人のもとには、その庇護を受ける多くの人が集まり、支えられていることのたとえ。

ことわざ博士
「大木」は力や影響力のある人、「小木」はその人に守られる人々を表すよ。
助手ねこ
実力者や大きな組織が、多くの人を保護し、利益を与えている場面で用いるニャン。

【類義語】
・寄らば大樹の陰(よらばたいじゅのかげ)

【対義語】
・大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)

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「大木の下に小木育つ」の語源・由来

ことわざを深掘り

「大木の下に小木育つ」は、大きな木の周りやその陰に、小さな木々が集まって育つ姿を、人と人との関係に置き換えたことわざです。ここでいう「大木の下」は、単に木の根元を指すのではなく、力のある人の保護や影響が及ぶ範囲を表しています。

「大木」は、枝葉を大きく広げる堂々とした木です。その姿から、社会的な力、財力、名声、人々を守る力などをもつ人物や組織にたとえられました。一方の「小木」は、大木の庇護(ひご)を受けながら暮らす、立場の弱い人々を表しています。

『諺語大辞典(げんごだいじてん)』(1910年・明治時代後期、藤井乙男編)には、「大木ノ下ニ小木育ツ」とあります。続いて、「勢力家の下には、其庇蔭を受けて利便を得る者多きをいふ」と記されています。

この「庇蔭(ひいん)」とは、かばい助けることや、そのおかげを受けることです。したがって、古い形における「育つ」は、小木が将来大木になることだけを意味するのではなく、力のある者に守られ、その恩恵を受けながら生活できることを表しています。

明治時代には、助詞や送り仮名を片仮名にした「大木ノ下ニ小木育ツ」という形で表記されていました。現在は「大木の下に小木育つ」と書きますが、「大きな勢力をもつ者のもとには、その庇護を受ける者が多くいる」という意味は受け継がれています。

似たことわざに「寄らば大樹の陰」があります。こちらは、同じ頼るなら力のある人に頼るほうがよいという、頼る側の選択を表します。それに対して、「大木の下に小木育つ」は、力のある者のもとに多くの人が集まり、守られている状態そのものを表す言い方です。

また、「大木の下に小木育たず」という、正反対のことわざもあります。こちらは、大きな木に日光や風を遮られると小さな木が育ちにくいことから、強い者の庇護に頼り続けていては立派な人物になりにくい、という意味です。

同じ大木と小木の景色でも、「大木の下に小木育つ」は、強い者が弱い者を守る働きに注目し、「大木の下に小木育たず」は、大きな存在が小さな存在の成長を妨げる面に注目しています。「大木の下に小木育つ」は、影響力のある人物や組織の周りで、多くの人が保護や援助を受けている場面を表すことわざとして定着しています。

「大木の下に小木育つ」の使い方

ともこ
商店街の親方の工房には、仕事や住まいの世話をしてもらっている若い職人が何人もいるんだって。
健太
大木の下に小木育つだね。力のある親方のもとに、守られて働く人がたくさん集まっているんだ。
ともこ
安心して技術を学べる場所があるのは、心強いね!
健太
うん。親方から助けてもらいながら、いつか独り立ちできるといいね。
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「大木の下に小木育つ」の例文

例文
  • 名望のある会長のもとには、大木の下に小木育つというように、多くの若手経営者が集まっていた。
  • 地域の小さな店は、大企業から仕事を受け、大木の下に小木育つの形で経営を続けている。
  • 力のある領主が村人の暮らしを守る様子は、まさに大木の下に小木育つであった。
  • その財団は多くの小さな文化団体を援助しており、大木の下に小木育つという言葉が当てはまる。
  • 経験豊かな師匠の周りには大勢の弟子が集まり、大木の下に小木育つの光景を示していた。
  • 有力な支援者が活動場所と資金を用意したため、大木の下に小木育つで、いくつもの市民団体が活動を続けられた。

主な参考文献

・日本国語大辞典第二版編集委員会・小学館国語辞典編集部編『日本国語大辞典 第二版』小学館、2000〜2002年。
・小学館大辞泉編集部編、松村明監修『大辞泉 第二版』小学館、2012年。
・藤井乙男編『諺語大辞典』有朋堂、1910年。





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