「斧を研いで針にする」の意味(類義語)
【ことわざ】
斧を研いで針にする
【読み方】
おのをといではりにする
【意味】
斧を針の細さにまで研ぐというのは大変なことだが、やる気になれば不可能なことではない。転じて、どんなに困難なことでも忍耐と努力があれば成就するものだというたとえ。
それは「一つのことに真剣に、じっくりと取り組めば、最終的には成功する」ってことやろ。やる気と根気さえあれば、どんなに難しいことでも成し遂げられるんやな。この言葉、ほんまに元気が出るわ!
【類義語】
・斧を針にする
・石臼を箸に刺す
「斧を研いで針にする」の解説
「斧を研いで針にする」ということわざは、一見すると非常に難しいこと、あるいは不可能に近いことを表しています。斧のような大きなものを細かい針のように研ぐのは、現実的には非常に困難ですよね。このことわざは、そのような困難な状況でも、粘り強く努力を続ければ成果を得られるという意味合いを持っています。
しかし、同時にこのことわざは、労多くして得るものが少ない、すなわち、労力に見合わない成果しか得られない行為を示す時にも使われることがあります。これは、どれだけ努力しても、斧を研ぎ続けても針にはならないという現実を指摘するものとしての意味合いも持っています。
このように、このことわざは状況や文脈によって、ポジティブな意味合いとネガティブな意味合いの両方を持っています。使用する際には、その文脈や状況を考慮して適切に使う必要があります。
「斧を研いで針にする」の使い方
「斧を研いで針にする」の例文
- あの体がひ弱な健太くんが、空手の大会で優勝するなんて、斧を研いで針にするくらいの努力をしたに違いない。
- 斧を研いで針にするように、毎日勉強を続ければ、君の成績でも二年後にはAランクの大学に行くことができます。
- 忍耐と努力、斧を研いで針にするというように、この二つがあれば、不可能なことなど何もない。
- 斧を研いで針にするような気持ちで、あきらめないで努力を続けることが、ただ一つの成功への近道です。
- 成功の裏には、斧を研いで針にするというような努力が必ず隠されています。
大きな斧から小さな針を作るまでには、非常に時間と努力が必要だからね。