【ことわざ】
親の光は七光
【読み方】
おやのひかりはななひかり
【意味】
本人にはそれほどの力はないのに、親の威光のおかげで得をするということ。
特定の地位や職業に、子孫が代々就くことを世襲というが、全く畑の違う職業にも親の大きすぎる力で就く場合などに使われることが多い。
【語源・由来】
7という字は、大きな数を表現する数字として使われている。
【対義語】
・親の因果が子に報う
【英語訳】
・Haveing a famous parents help.
英語では、To ride on father’s coattails.(父親の上着のすそに乗る。)や、Happy is he whose friends were born before you.(年上の身内を持つ者は幸いである。)ということばもある。
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「親の光は七光」の使い方
健太くんおかえりなさい。こわい顔なんかしてどうしたの?
友達が野球を観に行っちゃったんだ。お父さんの仕事の関係で、1番良い席で観戦できることになったんだって。
あいつはいつも親の光は七光で、得ばっかりしてるんだよ。
あいつはいつも親の光は七光で、得ばっかりしてるんだよ。
健太くんたら、人のことをそうやって決めつけちゃダメよ。
さあ!お母さんがプリンを作ってくれたの、一緒におやつにしましょうよ。
さあ!お母さんがプリンを作ってくれたの、一緒におやつにしましょうよ。
やったー!ともこちゃんお母さんのプリン食べるのはひさしぶりだなぁ。
「親の光は七光」の例文
- 彼女は親の光は七光で世の中に認められただなんて言って謙遜していますが、実際には、彼女の才能が人々に認められた結果なのです。
- わたしは父の経営する会社の、関連会社に就職する気は毛頭ありません。
親の光は七光だと思われるのが嫌だからです。 - 彼がこの仕事に就いた時には、親の光は七光だなんて言うものもたくさんいましたが、彼の長い間の努力や実績を見て、今ではもう誰もそんな風に冷やかすものはいません。
「親の光は七光」の文学作品などの用例
なに咎りゃ私が名乗って聞かせる、雀部といえば一縮じゃ。貴様もジャムを連れて堂々濶歩するではないか、親の光は七光じゃよ。こうやって二人並んで歩けばみんな途を除よけるわい。(泉鏡花の黒百合より)