【ことわざ】
負うた子に教えられて浅瀬を渡る
「負うた子に浅瀬」「負うた子に教えられる」ともいう。
【読み方】
おうたこにおしえられてあさせをわたる
【意味】
時には、自分よりも年下の者や未熟な者から教えられることがあることのたとえ。
【語源・由来】
おぶった子に教えられて、川の浅いところを安全にわたることができることから。「上方いろはかるた」の中の「お」です。
【類義語】
・三つ子に習って浅瀬を渡る
・三つ子の教えで浅瀬を渡る
・なし子に物を教わる
・愚者にも一得
・八歳の翁百歳の童
【英語】
The weak may stand the strong in stead.(弱者も、強者を助けることがある)
声:音読さん
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「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の使い方
おばあちゃんがね、Googleマップで昔住んでいた所を探して今の様子を見てみようとしてたんだ。
上手く見れた?難しくなかった?
それがね、ストリートビューの操作が難しくって手こずっていたから、ちゃんと教えてあげたよ。
負うた子に教えられて浅瀬を渡るってところね。
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の例文
- 負うた子に教えられて浅瀬を渡るということわざのように、上司でも時には部下にパソコンの操作方法を教わることがあっても良いのです。
- 長年指導してきた教え子がオリンピックで金メダルを取ったが、その時のインタビューで彼が発した言葉は、指導者である私でもハッとして気づかされるものがあった。まさに負うた子に教えられて浅瀬を渡るの心境だった。
- 私は教師という立場から、判で押した決まり文句のように、生徒たちに常日頃から人の役に立ちなさいと言い続けている。ある日、街中でボランティア活動をしている生徒たちを見かけたが、その純粋な笑顔には義務感も損得もなく、教師でありながら負うた子に教えられて浅瀬を渡る気持ちになった。
- 不慣れなスマホの操作に難儀していると、娘が手取り足取り教えてくれた。負うた子に教えられて浅瀬を渡るとは良く言ったものだ。