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【親の心子知らず】の意味と使い方や例文(類義語・対義語・英語訳)

親の心子知らず

【ことわざ】
親の心子知らず

【読み方】
おやのこころこしらず

【意味】
子供は親の気持ちをちっとも理解せず、勝手な振る舞いをすること。
また、実際に親になってみなければ、親の気持ちというものは理解できないという意味。

【類義語】
・子を持って知る親の恩

【対義語】
・子の心親知らず

【英語訳】
・No child knows dear he is to his parents.
・Children do not know how indebted they are to their parents.

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「親の心子知らず」の使い方

ともこ
いったいどこに行ってたのよ。
健太くんのお父さんとお母さん、心配してずっと待ってるのよ!
健太
家に着く前に、近所の公園で友達とキャッチボールしてから帰って来たんだ。
まだお昼過ぎじゃないか、なんで心配してるのさ。
ともこ
親の心子知らずということなのね、みんなで気にかけてずっと待っていたっていうのに。
試験の合格発表を見に行ってきたんでしょう、結果はどうだったの?
健太
もちろん合格したよ!あ~ぁ、キャッチボールなんてしたからすっかりお腹がすいちゃったよ。

「親の心子知らず」の例文

  1. 息子は人一倍手のかかる子供でしたが、親の心子知らずで、わたしたちに世話なんかかけた覚えはないなどと言って、今では電話1本かけてきてくれません。
  2. わたしは今までずっと「子の心親知らず」だと思って口うるさい父親に反発してきましたが、親の心子知らずだったんだと、この歳になって考えるようになりました。
  3. 彼女は自分の子供が生れて初めて親の心子知らずということばの意味がわかったといいます。世の中にこんなにかけがえのないものの存在があることを知ったからです。

「親の心子知らず」の文学作品などの用例

それやこれやのおッさんの気苦労は思わないで、おッ母さんを悪くいうとは、ほんとうに親の心子知らずとはこの事だよ。何だとえ、私は何もいわないと。言はないものがナゼ人が知ってます。お前が何もいわないに、誰がそんな事にまで、世話を焼くものがあるもんかネ。(清水紫琴の小むすめより)

まとめ

江戸時代の『可笑記(随筆風の読みもの)』には、親の心子知らずと共に、対の形で「子の心親知らず」という台詞も出てきます。
いつの時代も親子の関係は同じようです。

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