「ペンは剣よりも強し」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
ペンは剣よりも強し
【読み方】
ぺんはけんよりもつよし
【意味】
文章によって表される思想などは、世論を動かすことができるので、武力よりも強い力を持っているということ。
たとえば、剣で戦うよりも、ペンで書かれた言葉で人々の心を動かすことができるってことや。これは、言葉の持つ力を強調した表現やな。
【語源由来】
十九世紀イギリスの政治家・小説家のブルワー・リットンの戯曲「リシュリュー」の中の言葉から。
【類義語】
・文は武に勝る(ぶんはぶにまさる)
「ペンは剣よりも強し」の解説
「ペンは剣よりも強し」っていうことわざはね、書いた言葉や文章が武器よりも強い力を持つことを教えてくれる言葉なんだよ。
実はこの言葉は、イギリスからきていて、もともとは「The pen is mightier than the sword.」っていう英語から来ているんだ。これを日本語に直訳すると「ペンは剣よりも強力だ」っていう意味になるんだよ。
19世紀のイギリスに、エドワード・ブルワー=リットンっていう小説家で政治家もやっていた人がいて、彼が書いた戯曲(ぎきょく)っていう舞台の台詞で、この言葉が使われていたんだよ。
その劇の中ではね、リシュリーという人が教会のリーダーとして活躍していて、ある日部下から自分が狙われていることを知らされるんだ。でも彼は教会の人だから武器を使うことはできない。そんな状況で彼が言ったのが、「本当に偉大な人間の統治下ではペンは剣よりも強し」っていう言葉なんだ。
それはつまり、物理的な力ではなく、文章や言葉を通じて人々の心を動かす力こそが本当に強い、っていうことを教えてくれているんだよ。だから、文章を書く力はすごく大切だよ、っていうことをこのことわざは伝えてくれているんだね。
「ペンは剣よりも強し」の使い方
「ペンは剣よりも強し」の例文
- ペンは剣よりも強しというように、新聞には侮れない力があると思う。
- 疑惑をそのままにしておいては、なかったことにされてしまう。そこで、ペンは剣よりも強しと信じて、疑惑を追及する記事を書き続けた。
- 人々に訴えるためには、直接話すことも大切かもしれないけれど、ペンは剣よりも強しというように、言語の力は大きいものだと思う。
- 政治家はマスコミの批判を恐れているんだよ。ペンは剣よりも強しというだろう。
- ペンは剣よりも強しというけれど、論陣を張ればきっと政権を倒すことができる。
「ペンは剣よりも強し」を英語で言うと?
「ペンは剣よりも強し」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
The pen is mightier than the sword.
- 意味:ペンは剣よりも強い。
- 用語:mighty:力強い、巨大な