「ぺんぺん草が生える」の意味(語源由来)
【ことわざ】
ぺんぺん草が生える
【読み方】
ぺんぺんぐさがはえる
【意味】
建物などが取り壊されて空地となり荒れ果てているさまのたとえ。
ぺんぺん草は、ナズナのこと。実が三味線のばちに似ていることからこう呼ばれる。
ほな、要するに「めっちゃ荒れてる」ということやな。家や土地が使われてなくて、誰も世話をしてへんから、雑草だけがぼうぼうと生えてる状態を言うんや。
誰も住んでない、放置されてる土地や家を見て、「ここはぺんぺん草が生えるわ」と使う言葉やね。
【語源・由来】
ナズナが普通に見られる雑草であることから。
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「ぺんぺん草が生える」の解説
カンタン!解説
「ぺんぺん草が生える」という表現は、家や土地が長い間手入れされておらず、完全に荒れ果てている様子を表している言葉だよ。この言葉は、荒地や廃墟に自生する雑草や小さい草が、その場所が放置されていることを示す象徴として使われるんだ。
たとえば、何年も誰も住んでいない古い家や、長い間耕作されていない畑があると、そのような場所には自然と雑草が生い茂って「ぺんぺん草が生える」状態になるんだ。この表現は、その場所がどれほど放置されているか、または忘れ去られているかを効果的に表現しているよ。
この言葉は、物理的な場所だけでなく、比喩的にも使われることがあり、何かが長い間無視されたり、手を付けられていない状況を指すのに使うこともできるね。
「ぺんぺん草が生える」の使い方
久しぶりに幼稚園に遊びにいったら、幼稚園が無くなっていてぺんぺん草が生えていたよ。
そうなのよ。子供が少なくなって、去年、閉園したそうなの。
自分の思い出の場所が無くなるって寂しいね。
そうね。でもしょうがないわよね。
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「ぺんぺん草が生える」の例文
- かつては多くの家族でにぎわっていた遊園地だったのに、今ではぺんぺん草が生えている。
- その廃屋は、屋根にまでぺんぺん草が生えているような荒れっぷりでした。
- 再開発が中止になって、その土地は、何の整地作業もほどこされず徒らにぺんぺん草が生えるに任せているという有様でした。
- 祖父が入院してから、誰も庭を手入れしていないのでぺんぺん草が生えるがままになっています。
- その公園は、昼間だというのにだれも遊んでいる人はおらず、ぺんぺん草が生え、なんだか寂寥感が漂っていました。
ぺんぺん草というのは、そのような場所によく生える雑草を指しているんだ。