「楽は苦の種、苦は楽の種」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
楽は苦の種、苦は楽の種
【読み方】
らくはくのたね、くはらくのたね
【意味】
苦楽が相伴って起こることをいう。
今の苦労は未来の幸せのための種まきやってことやな。これは、今頑張る大切さを教えてくれることわざやな。
【語源由来】
楽は苦を生むもとに、苦は楽を生むもとになるとしていう。
【類義語】
・楽あれば苦あり
・苦あれば楽あり
・禍福は糾える縄の如し
【英語訳】
one cannot have pain without pleasure, and one cannot have pleasure without pain
He that will have the pleasure must endure the pain.
「楽は苦の種、苦は楽の種」の解説
「楽は苦の種、苦は楽の種」っていうことわざは、今の楽しいことや楽なことが将来の苦労のもとになるし、逆に今の苦労は将来の楽しいことや楽なことのもとになるっていう意味だよ。
例えばね、今すごく楽しい遊びに夢中になって、勉強を怠ってしまうと、後でテストで悪い結果が出てしまうかもしれないよね。それが「楽は苦の種」っていう部分なんだ。
一方で、「苦は楽の種」っていうのは、今辛い勉強を頑張ってやっておけば、将来テストでいい結果を取ることができるし、学んだ知識は一生ものだから、その後の生活が楽になるよ、っていう意味だよ。
つまり、楽と苦はいつもセットで、一方だけを追求しても長続きしないという教えなんだ。だから、人生では楽しむことも大切だけど、苦労することも必要だし、その苦労が将来の楽を作るんだよ、っていうことをこのことわざは教えてくれるんだね。
「楽は苦の種、苦は楽の種」の使い方
「楽は苦の種、苦は楽の種」の例文
- 交通事故で病院に入院したが、胆嚢炎があることがわかり元気に退院できた。人生、楽は苦の種、苦は楽の種というのを痛感したよ。
- 彼は仕事が忙しく、休む暇もなく働いているが、楽は苦の種、苦は楽の種なので今苦労しておけば、先々楽をすることができるだろう。
- 一生懸命働いて早くに家を立てて、楽は苦の種、苦は楽の種だったけど安心感がある。
- 生活が安定して楽は苦の種、苦は楽の種なのだから、いつかまた苦は降りかかるかもしれない。気を引き締めていきたい。
まとめ
人は、苦しいことを嫌がります。そして、楽しいことを好みます。でも、実際には、苦楽はコインの裏表であり、苦は楽に変わっていくし、楽は苦に変わっていきます。
苦は楽の種。楽は苦の種と知るべし。人生は、良い事もあれば悪い事もある。それを活かすのも殺すのも自分自身だと感じている。