「鞘走りより口走り」の意味
【ことわざ】
鞘走りより口走り
【読み方】
さやばしりよりくちばしり
【意味】
刀の鞘走りより、口が滑ることによる失言の方が危ないということ。
「鞘走り」は、鞘が緩く、刀身が鞘から抜け出ること。
「鞘走りより口走り」という言葉は、刀が鞘から出てしまうこと、すなわち「鞘走り」よりも、言葉が思わず口から出てしまう「口走り」の方が、その後のトラブルや危険が大きいという意味を持っているんだ。
ほんまやな。刀がちょっと出ても、すぐに戻せるけど、一度言っちゃった言葉は取り戻せへんもんね。
言葉の力って怖いわ。失言したら、大変なことになることもあるしな。注意深くならんとあかんね。
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「鞘走りより口走り」の解説
カンタン!解説
「鞘走りより口走り」っていう言葉はね、言葉での失敗や、つい言ってしまったことの方が、刀が鞘から勝手に抜け出るよりももっと危険っていうことを表してるんだよ。
「鞘走り」っていうのは、刀の入れ物(鞘)がゆるいせいで、刀が勝手に滑り出しちゃうことを言うんだ。それも怖いけど、間違ったことを口に出してしまったり、秘密をバラしてしまったりする「口走り」の方が、もっと大変なことになることがあるんだよ。
簡単に言うと、大切なことを言ってはいけないときや、人を傷つけるようなことを言わないように気をつけるっていう意味が込められてるんだね。言葉の力ってすごいから、口に出す前にちゃんと考えるっていうことを教えてくれる言葉なんだよ。
「鞘走りより口走り」の使い方
また政治家の失言が炎上しているね。
鞘走りより口走りって知らないのかしらね。
政治生命にかかわるよね。
「未曽有」を「みぞゆう」って読んでしまうくらいだから知らないんだろうな。
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「鞘走りより口走り」の例文
- 鞘走りより口走りというくらい、失言は刃物より取扱注意だ。
- うっかり発言で命取りとなることもある。鞘走りより口走りと自分を戒める。
- 口が滑ったでは許されないので、鞘走りより口走りと心にとめておくことが大事だ。
- 自分の発言のせいで地位も名誉も失うことだってあるのだから、鞘走りより口走りを頭の隅に置いておく。
- 社会人になったらもう親がかばってやることはできない。鞘走りより口走りとしっかり認識して、世のため自分のために楽しく働け。