「青蠅白を染む」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
青蠅白を染む
「青蠅素に点ず」ともいう。
【読み方】せいようはくをそむ
【意味】
小人物が清廉潔白な君子を中傷し陥れようとすること。
「青蠅白を染む」という表現は、心が汚れた卑しい人が、中傷や悪口で清廉潔白な人を陥れようとする状況を例えたものだよ。
ほなら、心の汚いやつらが、悪口や噂で清らかな人を貶めようとするってことやな。清い白いものが青蠅(汚れたもの)によって汚されるってことやね。
正直でまっすぐな人が、悪意のある人たちによって不当に傷つけられる状況を言うんやな。
【出典】
「丁儀」-「厲志賦」
【語源・由来】
青ばえが白いものにたかって黒く汚す意から。
【スポンサーリンク】
「青蠅白を染む」の解説
カンタン!解説
「青蠅白を染む」という表現は、邪悪な心を持つ人が、中傷や陰謀によって潔白な人を汚すという意味を持っているんだ。このことわざは、青蝿(青ばえ)が白い物にとまって汚す様子に例えられているんだよ。この表現は、「青蠅素に点ず」とも言われることがあるんだね。
この言葉は、心の汚れた小人物が、自分の利益や邪欲のために潔白な人の評判を傷つけたり、その地位を落とそうとする行為を批判しているんだ。たとえば、嫉妬や利己主義に基づいて無実の人を陥れるような行動がこれに該当するんだよ。
「青蠅白を染む」は、道徳的に不誠実な人々が、純粋または正直な人々を不当に汚すことの非道さを強調しているんだね。それは、他人を誤って評価したり、不当な方法で人の評判を傷つけることの危険性を示しているんだ。
このことわざは、社会や人間関係の中で誠実さや正義を重んじ、他人を不当に貶める行動を避けることの重要性を教えてくれているんだよ。それは、人々がお互いを尊重し、正直で公正な態度を持つことの大切さを示しているんだね。
「青蠅白を染む」の使い方
どこの世界にも人を陥れようとする人がいるよね。
青蠅白を染まんとする人は、まさに蠅のように邪魔よね。
五月蠅いと書いて、うるさいと読むんだよね。
立派な君主の邪魔をする蠅は、退治しないとね。
【スポンサーリンク】
「青蠅白を染む」の例文
- 青蠅白を染めようとするので、真偽不明な誹謗中傷に安易にのってはいけない。
- 聖人君主の足を引っ張り青蠅白を染もうと企む小人物を取り締まる。
- 日本に良い君主がいないのは、青蠅白を染めようと虎視眈々と狙っている小人物がいるからじゃないだろうか。
- 君主の発言を都合のいいように切り取り、揚げ足をとって中傷するのは青蠅白を染むごとしだ。
- 愚かな政治家の方が操りやすいからと、青蠅白を染むのは、この国のためにも将来的に自分のためにならない。