「善言は布帛よりも暖かし」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
善言は布帛よりも暖かし
【読み方】
ぜんげんはふはくよりもあたたかし
【意味】
善い言葉には人の心をあたためる力があるということ。
たとえば、辛い時に優しい一言をかけられると、すごく心がほっこりするやんな。それがこの言葉の言いたいことやね。言葉には大きな力があるってことや。
【語源・由来】
善い言葉は身につける衣類より暖かい意から。
【出典】
「荀子」
「善言は布帛よりも暖かし」の解説
「善言は布帛よりも暖かし」という表現は、「荀子」栄辱に由来する言葉で、人に対して優しい言葉をかけたり、励ましや助言を与えたりすることが、物質的な贈り物、たとえば着る物を与えるよりも、人の心に暖かさをもたらすという意味を持っているんだよ。この言葉は、言葉の力とその大切さを強調しているんだね。
このことわざは、言葉が持つ心理的な効果を示していて、人を慰めたり励ましたりする優しい言葉が、物質的な贈り物よりも大きな影響を与えることがあると教えているんだ。例えば、困難な状況にある人に対して温かい言葉をかけることで、その人の心に安らぎや勇気を与えることができるんだよ。
この表現は、言葉の持つ力と影響を強調しており、人間関係において優しい言葉がいかに重要であるかを示しているんだ。言葉による支持や慰めが、人々の心に深い印象を残し、時には物質的なものよりも大きな価値を持つという教えなんだね。
「善言は布帛よりも暖かし」の使い方
「善言は布帛よりも暖かし」の例文
- お金や労力をかけなくても、労りの言葉は善言は布帛よりも暖かしというように人を救うことができる。
- 善言は布帛よりも暖かしというから、人を傷つける暴言ではなく善言で人を助けたい。
- 自分の力では人を助けることなどできないと思っていたが、善言は布帛よりも暖かしといい、言葉の力で救うことができることを知る。
- 言葉は刃にもなり得るし、布帛にもなり得る。善言は布帛よりも暖かしというように、僕は布帛のような言葉で人の心をあたためたい。
- 善言は布帛よりも暖かしというが、ともこちゃんの優しい言葉は凍てついた僕の心を溶かした。